可愛らしいお話と、切なくてたまらなくなるお話が同居した一冊です。
ハッピーエンド率よりせつなさ炸裂気分になる比率が私は多かった。
可愛らしく微笑ましくて、読んでいる私の心も温かくなる感じの短編もあれば、
ハッピーエンドでもどこか切ないお話や、やりきれないほど切ない気分にさせられるお話という感じで。
なかなか読み応えあります。
構成とか、感情表現が巧みなので読み返しても飽きません。
あと古い作品でも違和感なく、色あせない作家さんなのかなとも思います。
今回、咄嗟に衝動的に買ってしまいましたが、良かったと思います。
このジャンルにありがちな、可愛らしくて何だかんだ幸せ、なだけの世界もいいけれど、
そこで終わらない読み応えのある作品だなと思います。
書き下ろしの淡々としたそれぞれのその後も個人的に好きだなぁ…。