月蝕。女の子。伸びるつる。つぎつぎと現れるいろんな動物。
ページをめくるごとに、不思議な不思議な世界に導かれていく。
・・・つるが伸びる。地上がすこし小さくなる。
またつるが伸びる。地上がまた少し小さくなる。。。
月蝕が終わり、光が差し込んでくるペ−ジ。
味戸ケイコさんは素晴らしい絵で、
その瞬間を私たちに見せてくれるし、
なにより不思議なのは、
誕生会が終わって、家に戻ってきた少女とともに、
私自身が、空から地上に降りてきたような感覚になってしまうこと。
絵と文との醸し出す不思議な世界。
見開き1ページで、5分や10分、私は過ごすことが出来る。
最後のページを読んだ後に、もう一度最初のページに戻るのか、
それとも、それっきりで終わってしまうのか。
はっきりと分かれてしまう、そんな本だけど、
私はこの本を偶然みつけた幸運に感謝している。
私はこの本で味戸ケイコさんを知り、彼女の絵のとりこになった。