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月夜にランタン
 
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月夜にランタン [単行本]

斎藤 美奈子
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

落ちつけ!混迷ニッポンのから騒ぎをじっくり観察。少し先の未来のために、必読です。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

斎藤 美奈子
1956年新潟市生まれ。文芸評論家。1994年『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー。2002年『文章読本さん江』(ちくま文庫)で第一回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 299ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/11)
  • ISBN-10: 4480816690
  • ISBN-13: 978-4480816696
  • 発売日: 2010/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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放っておくと豪雪のように、世の中にうず高く積もる本。
一般人がスコップ、読むのが速い人がスノーダンプで雪かきするとしたら、斎藤美奈子は除雪ブルドーザーか。

連載当時に読み逃した文章、読んではみたが読み落としたポイントの、フォロー用としても。
「ふたたび時事ネタ」より文章量が多いせいか、よりつっこんだ内容になっている。

近い過去の話題を読み返すと、今だから気づくことも多々。
ああ、この時期から、こんなだったんだな、とか。この本は、近未来の予言の書でもあるのかも。

斎藤美奈子の、各著者のあおりに踊らされない読む力。
共感しても、あえて正反対の視点から「どうなの?」と検証する批判力。
たとえば環境問題への警鐘本など、善良な人ほど我を忘れてそうだそうだと叫びそうなトピックも、
この本を読むことで、頭にのぼっていた血が、さっとおりてくる。

ネタは、小説は古典から最新の小説まで、政治家の著作、地図帳、検定、本屋さんに並んでいるものすべて。

嫌いな政治家の本とか、触るのもちょっと嫌で、ましてや、身銭を切ってまで読みたくない本、
気にはなるがそこまでつきあってられない本も、この一冊で読んだ気になってすっきり。

読書のお供に、実用的な役立つ一冊、折に触れ再読しようと思う。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
マガジンハウスのリトルマガジン「ウフ.」に連載(06年7月号〜09年5月号)されるも、同誌休刊に伴い連載の場を筑摩書房のリトルマガジン「ちくま」に移して連載が継続(10年3月号〜)されている「世の中ラボ」をまとめた一冊。

あとがきの言葉を借用すると、「世の中ラボ」は「本を通じて世の中の動きを見る」ことを意識したコラムとのこと。

一冊の本のヒットにより世の中に生まれた流行、逆にリーマンショックのように世の中が大きく動いた出来事(事件)に関して書かれた本、本が先か出来事(事件)が先かということは置いておいて、世の中の流行、出来事(事件)そのものを論ずるのではなく、書かれた本からこれらを分析してみようというもの。

著者には「たまには、時事ネタ」というその時々に起きた出来事(事件)そのものを取り上げたコラムをまとめた一冊がある。本書も同じように時事ネタを扱っているのだが、違いはその時事ネタを、直接ではなく書かれた本から論じるという点だ。単なる手法の違いだが、この違いは大きい。本書の方が断然おもしろい。切れ味も鋭い。

やはり「書評の人」であり「活字の人」だと思う。

取り上げられた本は、政治家の本、自己啓発本、ご当地検定、ケータイ小説、1Q84(村上春樹)etcと多種多様。
いつもの通り貶している本ですら読みたいと思わせる芸、流行や出来事(事件)本質を突いてそうな斜めからの視点。思わず笑ってしまう鋭い突っ込み。(良い意味で)芸が確立している。

著者の最近の作品はコラムをまとめたものが多い。それはそれで楽しめるが、もうそろそろ「妊娠小説」や「文壇アイドル論」のような、腰を据えて書いた文芸評論を読みたいような気がする。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By m1230
斉藤美奈子さんの「書評」は前々から大好きでした
でもって、この本は「書評」とその当時の流行や事件や問題を適度に絡めつつ
うまくまとめている1冊だと言えます
パラパラと楽しく気楽に読めるのですが、中身は濃く毒の要素も盛りだくさん
数年前の、あの事件、あの流行、あの本を復習するにはもってこいの一冊です
ちなにみに・・・わたしは日経の「愛ルケ」毎日読んでました(笑)
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