「創刊25周年特大号!!」の『超附録 波戸君立ち姿フィギュア』目的で、普段立ち読みすらしていないアフタヌーン2012年2月号を購入。
まず、目次を一瞥して最も強く感じたのは、人気ノベルのコミカライズの台頭。
売れっ子作家、NISIOISIN先生(この人の作品は、デスノ小説版とクビキリサイクルのみを最期まで鑑賞したが、それほど優秀な創造主とは思えんかった。)の「零崎双識の人間試験」(ジャンプのめだかと併せてはっきりとわかったが、筆者さん、タイマンバトル中の機智外同士に、ペラペラと技の解説や思想を語らせ、理屈をこねさせるのが大好物なんだなぁ。まあ、作画担当さんも“魅せる地力”がある方みたいで、いい意味で同人くさい作風が内容とマッチしており、なかなか楽しめたのは思わぬめっけもんだったが。)と大ヒット活劇「天地明察」(オリジナルはもちろん未読で、本編前の「前回までのあらすじ」には、活字量の多さに辟易し、一度マジ挫折した。なんとか通読してみたのだが、こういう算術バトルはハリポタ的西洋スクールライフの世界観の中で展開されてこそ光り輝くもんじゃないかと思う。主人公の言動にも感情移入し辛いし、現行の原稿を見た限りじゃ、とても原作にまで手を伸ばそうという気は起こらなかったじぇ。)がラインナップされているというのは、勿論本家本元の文庫化や映画化へのタイアップという側面も強いのであろうが、それよりも拙者には、『マンガ業界全体での新ジャンル面白コンテンツの枯渇』という点が強く浮き彫りにされた事象だと、割と深刻に受け止めている。
まぁそれ以前に、アフタヌーンは元から分厚過ぎるから、こんな原作を超えられるアテもない水増し企画なんぞを載せる余裕があったら、もっと誌面のシェイプアップに努めてみろってな所ではあるが。
また、今回の目玉アイテムが材を採った「げんしけん 二代目」は表紙&巻頭フルカラーで猛プッシュされているみたいなのだが、正直、オイラ、あまりに現実と乖離し過ぎた世界観に、もうついていけなくなってきたみたい。どちらかと言えば、打ち切られた同作者の育児マンガの方がボクの肌に合っている気ガス(^_^;)。ただ、吾輩のそんな嗜好などは真に瑣末な事であり、この最新号で最も重要な焦点は、付いてきたアイテムが『男の娘』人形であったという部分なのである。
そんな、メインアイテムの波戸賢二郎(ネーミングの元ネタはやっぱり畑健二郎先生?)について。
ウムッ、普通に出来がいいぞっ!(@^▽^@)
ポーズが左右線対称直立なのでやや面白味に欠けるが、前髪(ウィッグが長過ぎて、せっかくの愛らしい眉目がまじまじと拝めないのが残念!)、表情、佇まいなんかが、あの、世に出るのが10年早過ぎた伝説のガシャポンRPG『甲竜伝説ヴィルガスト』の「バンシー」(おどおどとした幽霊っ娘)フィギュアを彷彿とさせ、ロングスカートをキャストオフしても下半身の継ぎ目が露出しないのが(ヘソまで造り込まれているところからして、このプレイはもはや確信的ギミック!)かなりの良仕様。
そして、特に凄いと思わされたのは、ボリューミーな髪の分かれ目、一房一房のシャープな造形ならびにジージャンの背面・腕部の皺表現の的確さと鑑賞時の眼への心地良さ。
普通このサイズのマスプロダクツになると、どうしても(UCCエヴァヒロインズやワンダハルヒギャルズがそうだった様に)削り出しがタルくなりがちなのだが、まるでレジンキャスト完成品の如き(本品はPVC製)カッチリとしたくっきりさ加減は、まさに正しく原型の榎木ともひでア〜ンド製造元の海洋堂の真骨頂ナリ!
最近はスーパーの食玩コーナーでも、精緻な美少女フィギュアはとんと見かけんかったし(キュアミューズとか、デザインはえらく魅力的なのに、出回った模倣品はホント酷かったデスね)、ここの所アスカやみくるの出来でギャンブルには連戦連敗続きだったので、それら不満足品より安い、総計750円で、実に素晴らしいヒトガタを手元に置くことが出来、少しは溜飲が下がった思いである。ただし・・・・・
上でも述べたが、大事な事だからもう一回言おう。
『此度のヤマトナデシコさんミニチュアの性別が男である』という、ただその一点に於いて、オーナーは非常に複雑ビミョ〜曖昧模糊とした気分に襲われてしまう事請け合い。
工芸品は、興味の無い御仁にとっては、パッと見その上辺しか量れないが、無機物にも想い入れを込められるマニアックな人種にとっては、その偶像が持つ内面性も非常に重要であり、いくら人外でも余裕で受け入れる兵揃いの好事家の面々とはいえ、流石に同姓である♂を好んで偏愛捕食する諸兄は、ごくごく稀なのではないか、と推察する次第(~ヘ~;)。
ウゥム、これならいっそ、オタマンガの続編などには一切目を通さず、素性の知れないオマケとして、中古ショップやワンフェスなんかで巡り合い、ずっと♀だと信じ込まされていたほうが、どんなにか幸せだったことか!!私は今、この麗人を自分にとっての絶対乙女へと昇華すべく、現実の設定と壮絶脳内バトルを絶賛展開中なのであった!〃(≧へ≦)〃