内容紹介
●特集:購買サポート力を高める店頭情報化戦略
生活者ニーズの多様化・細分化が進む中、それぞれのニーズにマッチした商品を提供するために、小売店頭にITツールを導入することは有効だ。しかし、その役割はあくまでも販売スタッフによる接客に客観的・論理的説得力を付加することに限られる。導入したITツールの有効活用のためには接客活動全体における役割を明確化することが不可欠だ。
●ケーススタディ1:(株)アルペン ゴルフ5 板橋本町店
ゴルフ用品専門店のゴルフ5では、顧客のスイングを科学的に計測し、その結果に応じた提案を行うシステム「3カメ計測」を導入し、好評を博している。今後は計測結果を的確に読み取り、その結果に基づいて顧客のスイングやニーズに合致したクラブを提案する能力を向上することで、同業他店との差別化をさらに進めていく意向だ。
●ケーススタディ2:(株)一誠堂
(株)一誠堂では、2005年に眼鏡・コンタクトレンズ選び支援システム「アクティビジュ」を導入。鏡に内蔵されたカメラで顔を撮影してPCに顔写真を取り込み、さまざまなシミュレーションを行うシステムにより、コンサルティング販売の充実化を図っている。利用顧客からは好評を博しており、検討顧客の購入率を向上させ、平均接客時間も短縮されるなどの成果を上げている。
●ケーススタディ3:(株)イプサ
(株)イプサでは、顧客一人ひとりの肌の状態に合った化粧品の提供のために、業界でもいち早く肌測定器「イプサライザー」を導入。これによる肌測定をベースとしたカウンセリング販売を行っている。近年では多くの化粧品メーカーが肌測定器を活用しているが、同社ではクルー(美容部員)の教育を強化し、カウンセリング力を向上することで、他店との差別化を図っていく方針だ。
●ケーススタディ4:(株)銀座テーラー
「イノベーション・テーラー」をモットーに、価格帯の低い新ブランドの立ち上げやレディースのオーダー、テーラー職人育成の専門学校の立ち上げ、男性専用美容サロンのオープンなどを推進してきた(株)銀座テーラー。伝統を守りつつ新しいものを取り入れる同社の取り組みは、顧客とのコミュニケーションにおいても変わらない。
●インタビュー:店頭における情報化は一般論では語れない
(株)DNPメディアクリエイト 買い場研究所 所長 若江正敏氏