国内盤の発売は初なので、日本語字幕付きで『月光石』が観られる事は手放しで喜びたい。
が、そもそも値段も安いので致しかたないのかもしれないが、本国内盤の原盤となっているマスターの画質は恐ろしくひどい状態で、とても観れたものではない。ノイズが全編に渡ってのっているのに加えて、コントラストも強すぎ、画面が殆ど黒で塗りつぶされてしまっていて映像のディテールを把握することはできない。その酷さは役者の表情さえ読み取れないレベルにある。MGMから発売されている輸入盤DVDは非常に画質も良く、極めて鮮明であったことを考えると、この国内盤の画質の酷さは大きな問題。
これでは、せっかくのカーロフの緻密なメイクも分からず、観る意味がない。
また、輸入盤DVDでは80分(と表記はされているけど、実際は78分くらい)あった本編が68分と随分とカットされていることも非常に問題。オープニングのタイトルロールに始まり、肝心のカーロフの出演シーン本編までもがカットされている。いや、これはありえない。
このページに興味を持ったということは、私と同じ怪奇幻想の愛好の士であると思うので、是非とも輸入盤DVDを直接購入することを強くお勧めします。(まあ、既に皆さん輸入盤は購入済かな)
というわけで、評価は星一つ。と言いたい所だけれども、マイナーな怪奇映画をリリースしてくれるWHDさんの心意気に免じて、星二つ。何だかんだと言いながら国内盤も私は買ったけど。コレクターだから。