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月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)
  

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) [単行本]

有栖川 有栖
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (42件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々を、予想だにしない事態が待ち構えていた。山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われたように出没する殺人鬼! 有栖川有栖のデビュー長編。

--このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 304ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1989/01)
  • ISBN-10: 4488023142
  • ISBN-13: 978-4488023140
  • 発売日: 1989/01
  • 商品の寸法: 19.8 x 13.5 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (42件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 654,831位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:単行本
夏休み、3つの大学の4つのグループが偶然同じ山でキャンプを張ることに。同年代で男女取り混ぜたこの出会いを楽しみながら一夜が明けると、メンバーの一人が刺殺されていた。おまけに、眠っていたはずの山が噴火を起こし、全員がが自然の驚異の前に命の危機にさらされる・・・

著者のメジャーデビュー作で、推理小説研究会の学生・有栖川有栖の一人称による、先輩で部長の江神二郎の鮮やかな推理。

1日2日で早くも恋愛模様が展開したり、学生同士のキャンプの情景は若々しい。そして殺人と噴火、これ以上ないかもしれない追い詰められた状況での物語だが、主人公で大学1年生のアリスの初々しい語り口によって、彼らと同じ視点に誘いこまれてしまう。

アリスと江神や、研究会メンバーのミステリ談義も面白いし、意欲的。ミステリにはほとんど興味のないその他のメンバーもそれぞれ個性豊かで、癖や人柄からつけられたニックネームで呼ばせることによって、少し多めの登場人物もうまく整理されていて、またそれが伏線も兼ねているという手には脱帽した。読みやすいし、感情移入しやすいし、本当にうまい。

クイーンのような純粋な謎解きミステリを志向しているという作者で、ロジックも処女作から見事なもの。自負、勢い、意欲、共に溢れんばかりの処女作だ。
読んで、すぐに第二作が楽しみになったし、実際にすぐ読み始めた。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
江神シリーズの第一作。
有栖川氏の作品では、いくつかの些細な手掛かりが与えられ、
その手掛かりから過去を論理的に再構成するという探偵手法が
採用されている。このデビュー作も例外ではない。
江神探偵の推理の過程、手掛かりの提示は周到に練られており、
ミステリーとして十分に楽しめる作品になっている。

惜しむらくは、論理的な推理を支える手掛かりが些細過ぎて
すこし劇的要素に欠ける点であろうか。この欠点ゆえにやや
印象が薄い作品になっている気がしないでもないが、
実現性の低い大仕掛けなトリックに辟易しているミステリー
ファンにとっては、改めて「推理」とは何かを考えさせてくれる
清涼剤的な作品になっているとも思う。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
キャンプを楽しむ学生たちを襲う火山の噴火と謎の連続殺人犯。陸の孤島と化した中、迫り来る噴火と殺人犯の二重の恐怖から逃れるべく、学生たちはついに決死の下山を決行します。
極限状況の中で起こる殺人は、エラリー・クイーンの「シャム双生児の秘密」に通じるものが感じられますが、殺人・事故死を含め多数の犠牲者が出たにも関わらず、青春小説のようなほろ苦くも爽やかな読後感が得られるのは、作者の巧みな筆致によるものだと思います。
以後のシリーズも読んでみたくなります。
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