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月のころはさらなり
 
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月のころはさらなり [単行本]

井口 ひろみ
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

母に連れられ田舎の古びた庵にやってきた悟が出会ったのは、不思議な力を持つ美少女と生意気な少年。女と子供しか入ることのできないこの庵の役割とは?そして、殴りつけたまま家に残してきた悟の父の消息は?懐かしいのに新しい、切なくて優しい新感覚青春ミステリ、誕生。第三回新潮エンターテインメント大賞受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井口 ひろみ
1971年、静岡県浜松市生まれ。愛知大学文学部西洋哲学科卒業。2007年、『月のころはさらなり』で「第三回新潮エンターテインメント大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 186ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/01)
  • ISBN-10: 4103063610
  • ISBN-13: 978-4103063612
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 567,909位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
第3回「新潮エンターテイメント大賞」受賞作品。
訳あり的な親子は、17歳の息子悟とその母園子。
この二人が奇妙な庵にやっかいになる数日間の物語。
悟の緊張がほぐれていくのと並行して、物語の謎が消えていく。
奇妙な庵も、小さな村で生まれた逃げ場所であり、人が生きる知恵の一つだと言える。
丁寧に日本の古い暮らしを描いているのだけど、人間関係の描き方が希薄なのだ。
人と人のしがらみが持つ哀しさが描けていたらと思う。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ryu
形式:単行本
読み始めは大した出来事も無く、退屈な本だな〜と
思って読んでいましたが、読み進めると田舎のキレイな情景描写に
次第と引き込まれていきました。
鈴鳴らしや魂振り、その他風習など
不思議な世界観があり、いい感じに陶酔できます。
方言も私の地元のものと似ており、懐かしかったです。
田舎に行きたくなりました。

しかし、気になる点もいくつかあります。
真のボキャブラリが多過ぎ、小学生にしてはかなり不自然です。
(妹とのギャップも激しすぎる)
悟と茅の心理のやり取り(特にラスト)が
安っぽい恋愛ドラマのようで興ざめでした。
そこらへんの高校生でも書けそうです。
文学部西洋哲学科を卒業している著者には
大人でも楽しめる心理描写をお願いしたかったです。
真彦が最後『すっげえ、感動してる』との伝聞があったが、これは無い。
寧ろ、人の家庭の問題にずけずけと入り込んでくる青二才の悟を
無視するでなく、丁寧に対応していた真彦はかなり人間ができている。
真を見送りに行かせたのは、園子・悟・真に対する
真彦の優しいサービスだと解釈しています。
全体的に人間全般の描写が物足りなかったです。

情景描写・世界観・清涼感の出し方はグッドです。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
さらりと読めました。
村の造形&風習や、子どもたちだけがいける場所などのファンタジー部分は、雰囲気もあってとてもよかったと思います。
丁寧でシンプルながら、非常に爽快感のある文体もよかったです。

が、キャラクターがすべてを台無しにしてい気がします。
一番ダメだったのが……悟(主人公)が俗に言う中2病に見えてしかたがないのに、できた子のようにかかれているのが違和感でした。
加えて、真の父親の造形が最大のファンタジーだったこと。
子どもに暴力ふるうが、いっていることは比較的まともで、最後は悟をすごいと認める。
殴るけれど実はまともな人物……どんな人物だ(アリエナイ)。

物語を収束させるためにひたすら急ぎ、ご都合主義で動かした感のあるラストだけで、−2☆分あると思います。
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