ジャケットがチープな感じで「デビュー作」とあるので
ありがちな低予算映画を想像していましたが
実にしっかり作られています。
収録されている監督のインタビューにありましたが
実に詳細にわたって設定、調査をしているらしく
それがしっかりとしたストーリーとなっているようです。
「デビュー作」から連想するのは
どこか実験的かストーリーにまとまりがない感じですが
どっしりとした風格を感じます。
これも監督が発言していますが
2001、ブレードランナー
さらには「サイレントランニング」「惑星ソラリス(ソ連映画版)」
の匂いがします。
派手なアクションシーンや戦闘シーンはありませんが
見ごたえがあります。
一度、見終わってすぐに
「もう一度見ようかな」
そんな風に思いました。
後から気づきますが伏線のはり方も上手です。
「音」もきちんとしてます。
CGを多用することなくあえてミニチュアを使っての撮影も
「実際に存在しているものを撮っている」のでやはり質感が良い。
この点についても監督が「これからまたこの方法の撮影が増えていって欲しい」
と発言していますが、同感。
映画の撮影についてはトニー・スコット監督に教わったそうですが
そういわれれば若干タッチが似ているかも。
特に音楽の使い方が。
若いにも関わらず、奇をてらうことがなく
落ち着いて見られる「SF映画」となっています。
収録されているショートフィルムもなかなかの出来です。
次回作もSFを撮るらしいので大いに期待です。
「サイレントランニング」でピンと来た人は是非見てください。