出版社/著者からの内容紹介
恋をしていたい、生きていたい、死ぬまで。
秘めたせつなさ。昔の男。終わった恋。
日常にひそむ危うい感情を鮮やかに描き出す、
優しく、ちょっと怖い大人の恋愛短編集。
「これが現実的なハッピーエンドなんだよ」 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
乙藤波子は外資系企業に勤める四十二歳。パーティーで出会った芝木とつきあい始めてから二年になる。彼には妻子があったが、せつなさや苦しさを乗り越えたとき、この恋は「永遠」だと思えた。だが、ある日、彼の様子がいつもとは違っていた…(表題作)。異なる世代の女性たちを主人公に、年齢を重ねて変わる「恋愛へのアプローチ」を描写した短編小説集。
内容(「MARC」データベースより)
秘めたせつなさ。昔の男。終わった恋。6人の女性たちが織り成す、さまざまな恋愛のかたち。日常にひそむ危うい感情をあざやかに描き出す、優しくてちょっと怖い大人の恋愛短編集。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
出版社からのコメント
別れたばかりの至に突然呼び出され、戸惑う真由子(25歳「春に踊る」)、結婚して5年たっても子供に恵まれず、夫との仲も冷え切っている理紗子(32歳「がまんくらべ」)、大学時代の恋人と偶然再会し、逢瀬を重ねる瑞江(48歳「スパーク☆」)など、年齢も境遇も異なる6人の女性たちが織り成す恋模様。
大人の恋は、苦しいことばかり。それでも恋はやめられない。
様々な世代の女性の揺れる心を瑞々しく描く傑作短編集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
大人の恋は、苦しいことばかり。それでも恋はやめられない。
様々な世代の女性の揺れる心を瑞々しく描く傑作短編集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者からのコメント
年の重ね方は人それぞれではあるものの、たとえば同世代どうしの親近感があるように、世代ごとの特徴はあるのではないかと思う。
二十代は先のことばかり考えて、いつだって不安なんじゃないか。これでいいのかしら、こんなことしていていいのかしら、この人でいいのかしら。今、目の前にあるものに対して、自信が持てない。
三十代になると、今度は後悔をするようになる。二十代にしてきたこと、あるいはしなかったことの結果としての今を受け入れられない。どうしてあのとき、あんなことしてしまったのだろう。あるいはしなかったのだろう。あのとき、こうしていれば、今うまくいっていたのに。
そして(恐らくはやりなおす勇気の出ないまま)迎える四十代。もう、わかった。可能性はあるようでないことを。ないようであることを。未来はそう暗くもないかわりに、明るくもないことをなるようにしかならないのだ。
以上は、私の考える世代観にすぎないが、実はこれはたまたま異なる世代の女性たちを主人公にした恋愛小説を六編書き終えて、見えてきたことだった。彼女たちを年齢順に並べてみたら、はじめ視線が未来と過去に大きく振れていたのが、年経るごとにだんだん振幅が小さくなって、焦点が現在に合ってきたように思えたのである。
さて、「今」を生きることができるようになった女性は、この先どうなっていくのだろう?
ここに私の年を重ねる楽しみがある。
(「あとがき」より抜粋) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
二十代は先のことばかり考えて、いつだって不安なんじゃないか。これでいいのかしら、こんなことしていていいのかしら、この人でいいのかしら。今、目の前にあるものに対して、自信が持てない。
三十代になると、今度は後悔をするようになる。二十代にしてきたこと、あるいはしなかったことの結果としての今を受け入れられない。どうしてあのとき、あんなことしてしまったのだろう。あるいはしなかったのだろう。あのとき、こうしていれば、今うまくいっていたのに。
そして(恐らくはやりなおす勇気の出ないまま)迎える四十代。もう、わかった。可能性はあるようでないことを。ないようであることを。未来はそう暗くもないかわりに、明るくもないことをなるようにしかならないのだ。
以上は、私の考える世代観にすぎないが、実はこれはたまたま異なる世代の女性たちを主人公にした恋愛小説を六編書き終えて、見えてきたことだった。彼女たちを年齢順に並べてみたら、はじめ視線が未来と過去に大きく振れていたのが、年経るごとにだんだん振幅が小さくなって、焦点が現在に合ってきたように思えたのである。
さて、「今」を生きることができるようになった女性は、この先どうなっていくのだろう?
ここに私の年を重ねる楽しみがある。
(「あとがき」より抜粋) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
カバーの折り返し
何してるんだろ、私。やっと別れ、思い出しては
いやな気分になっていた至の誘いに、いそいそと。
(「春に踊る」真由子・25歳)
いやな気分になっていた至の誘いに、いそいそと。
(「春に踊る」真由子・25歳)
別れてしまおうか。ここまで気持ちが冷めてしまったら、
結婚生活を続けてゆくことに何の意味があるだろう。
(「がまんくらべ」理紗子・32歳)
恋をするのは、久しぶりだ。恋。自分が自分でなくなる空間。
(「月とシャンパン」波子・42歳)
大切なのは、自由と恋だ。誰にも文句を言われる筋合いはない。
(「スパーク☆」瑞江・48歳)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者について
有吉玉青(ありよしたまお)
一九六三年東京都生まれ。
九〇年に母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で
坪田譲治文学賞受賞。
著書に『黄色いリボン』『ねむい幸福』『キャベツの新生活』
『車掌さんの恋』『私はまだまだお尻が青い』
『お茶席の冒険』『雛を包む』など。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
一九六三年東京都生まれ。
九〇年に母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で
坪田譲治文学賞受賞。
著書に『黄色いリボン』『ねむい幸福』『キャベツの新生活』
『車掌さんの恋』『私はまだまだお尻が青い』
『お茶席の冒険』『雛を包む』など。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
有吉 玉青
1963年、東京都生まれ。ニューヨーク大学大学院演劇学科修了。’90年に母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1963年、東京都生まれ。ニューヨーク大学大学院演劇学科修了。’90年に母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)