内容は現在の大学が抱える問題をおおよそまとめてあり、本書で大学論はある程度身に付くのではないだろうか。
ただし、本書は構成上に問題があると言わざるを得ない。大学関係者並び大学の被害者(?)講演会、というものがあるがあれはどう読んでも(2者の文章構成、統計がともに筆者と一致しており、別人が書いたとはとても思えない)著者の創作である(本人は文中で否定しているが)。ライターとしての無責任はさておくとしても、各章の「まとめ」は大学に対する冷笑のオンパレード(筆者はユーモアのつもりだろうが)であり、読んで不快。筆者は大学という欠陥者を冷笑して優越感を感じるために大学論を専門にしたのかと勘ぐりたくもなり、折角良い内容にも関わらず星は厳しメ目とした。