当り前のことだけれど、住宅は建築家の作品としてでなくて、住む人の意識を通して見たいと思います。多くの住宅雑誌は、きれいなグラビアと建築家の過剰なテキストや編集者の売り文句やらで、内輪うけしている気がします。
一方で生活評論家的な人が編集した本だと「いい味出してます」的な、いかにも建築家的な家が多いと思うのです。建築家の上品な気遣いが堂々と自慢されている嫌味!
みんな、そういう押しつけじゃなくて、普通にシンプルに住める家がほしいのですよ。鉄道写真や飛行機の写真(モノ)には興味ないけれど、旅(コト)には興味があるというかんじかな。
この本は、現実的に、都市で普通に家族が住むためになにをしたのかが語られていると同時に、紹介されている家がわりとすっきりしているものが多いところがいいと思いました。