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最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)
 
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最終目的地 (新潮クレスト・ブックス) [単行本]

ピーター キャメロン , Peter Cameron , 岩本 正恵
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

南米ウルグアイの人里離れた邸宅に暮らす、自殺した作家の妻、作家の愛人と小さな娘、作家の兄とその恋人である青年。ナチスの迫害を逃れてきた先代が、ドイツ風の屋敷をたてたこの場所で、人生を断念したかのように静かな暮らしが営まれていた。そこへ突然、作家の伝記を書こうというアメリカの大学院生がやってくる。思いがけない波紋がよびさます、封印した記憶、あきらめたはずの愛―。全篇にちりばめられたユーモアと陰翳に富む人物像、それぞれの人生を肯定する作者のまなざしが、深く暖かな読後感をもたらす。英国古典小説の味わいをもつ、アメリカの傑作小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

キャメロン,ピーター
1959年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。少年時代をイギリスで過ごす。ニューヨーク州ハミルトン大学卒業。86年、短篇小説集『ママがプールを洗う日』でデビューし、高い評価を得る。2002年刊行の『最終目的地』はPEN/フォークナー賞およびロサンゼルス・タイムズ文学賞の最終候補になったほか、ジェイムズ・アイヴォリー監督によって映画化されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 440ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/04)
  • ISBN-10: 4105900757
  • ISBN-13: 978-4105900755
  • 発売日: 2009/04
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 93,234位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 舞台は南米ウルグアイ、登場人物のバックグラウンドもドイツ、フランス、イラン、タイと様々ですが、それぞれの文化の色はさほど強く出ておらず、そこは特に抵抗を感じる必要はないと思います。逆に、異国情緒を味わいたい方には期待はずれかもしれません。
 一言でいうと、平和とも停滞ともとれるような時間の流れる、閉鎖された小さな世界に、ひとりのよそ者が現れることにより、そこの人々に変化が起こっていく、という話です。
 主人公は アメリカの大学院生でイラン生まれのオマーですが、老若男女6人の群像劇といってもいいと思います。みなそれぞれに少しいびつで、ですがそれゆえに魅力的な人たちです。劇的な事件が起きるわけでもなく、文章も静かで控えめですが、6人それぞれの気持ちが、最初はわずかながら、やがて大きく変化していく様はスリリングですらあり、知らず知らずのうちに引き込まれます。
 新しいものを手に入れるためには、今持っているものを捨てなくてはならない。それには、肌になじんだ、自分の匂いの染みついた古い毛布を捨てるときのような寂しさがともないますが、それでもそうやって歩いていくことが生きていくとこなんだ、などと思いました。・・・まとめが少しカッコよくなりすぎましたが、軽やかでありながら深みのある、とてもおもしろい本ですので、「読んでみようかなあ、やめとこうかなあ」と思っていらっしゃる方は是非!読んでみてほしいです。
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形式:単行本
心を落ち着かせる小説である。偏屈な人間や走り過ぎの人間も登場するし、軋轢や別離もある。しかしすべての登場人物が生き生きとして人間味があって、それぞれの人生に生じる揺らぎが、決して否定的なものにならない。ものごとや動作の描写、そして特に物語の多くを占める会話から、戸惑い、ためらい、いらだち、喜びなどの細やかな感情が素直に伝わってくるからだ。その文章の素晴らしさについては、訳者もあとがきに書いている通りなのだが、それを本当に自然に、元の言語の違いをまったく意識せず、日本語で読ませてくれる訳がありがたい。おかげで彼らの世界に自分もとっぷりと浸って、彼らの心の動きを共に味わい、あたたかい気持ちになることができた。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
主人公はある作家の日記を書きたかった(というより書かなくてはならない
状況になった)のだが、作家の家族に承認を求めると断られてしまい
説得するためにウルグアイまで会いに行く。
それがきっかけで、いろいろな人の人生が変わっていく・・・。

幸せなことだけでもなく、不幸なことだけでもなく、
どこか希望があるような、人生は悪いものではないなと思わせて
くれるような作品だと思いました。
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