著者は、亡命チベット人の方です。
自身の国が侵略された実体験と、中国共産党が作成したとされる機密文書の2つを軸に、
中国が行なっている日本への文化的・政治的な侵略について警鐘を鳴らしています。
この手の機密文書というものは往々にして実際には存在しません。
本書に登場する「日本解放第二期工作要綱」も出所が不明のものです。
しかし、この本に詳細に収録されている工作要綱はとてもよく出来ています。
最近の日本と中国を巡る問題と照らしあわせても、非常に合点がいく内容なのです。
生き馬の目を抜くのが国と国とのやり取りですから、
このような工作活動は中国共産党も当然しているとは思いますし、
また中国に限ったことではないのでしょう。
日々安穏としている自分に新しい視点を与えてくれる本でした。