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最終戦争論・戦争史大観 (中公文庫)
 
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最終戦争論・戦争史大観 (中公文庫) [文庫]

石原 莞爾
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ほどなく起る最後の世界大戦争とその後に到来する永久平和時代―。太平洋戦争の前夜、国防の危機を背景に、日蓮信仰と戦史研究から生まれたこの特異な予言の書は、満州事変を主導し日本の運命を変えた、昭和陸軍の異端児石原を理解する要石である。

登録情報

  • 文庫: 318ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1993/07)
  • ISBN-10: 4122020174
  • ISBN-13: 978-4122020177
  • 発売日: 1993/07
  • 商品の寸法: 15.6 x 11.2 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 193,352位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sirou55 トップ500レビュアー
形式:文庫
石原莞爾を評した書き物や彼が活躍する小説やマンガを読んだことはあるだろうが、彼が実際に書いたり話したりしたものを読むことは意外にないのではないだろうか。彼の存在は歴史の授業ではほとんど触れられないし、郷里の山形県鶴岡市を訪ねても資料館も記念館もない。テレビで採り上げられるときは満州事変の影の計画実行者であるとか東条英機のライバルとして登場するが、実際彼がどういう思想の持ち主であったかまでは紹介しない。

「最終戦争論」は昭和15年5月の京都での講演の速記録を起こしたもので、この次の決戦戦争は戦争発達の極限に達するのでそれで戦争は無くなってしまう、すなわち最終戦争であるという彼独特の考え方である。彼は日蓮宗の信者であったから日本を中心として世界に未曾有の大戦争が必ず起こり、日本の国体を中心とする世界統一が実現するという日蓮聖人の予言をその考えの底辺にしている。そして東洋の王道=日本と西洋の覇道=アメリカの日米決戦で日本が勝って天皇を中心とする八紘一宇の世界が実現するというものである。ただしその最終戦争の時期は30年後くらいで近い将来を想定していない。

「戦争史大観」は昭和4年7月長春における講話を基に昭和16年4月に書き上げたものである。古代ギリシャ・ローマから今までの戦争の変化を説明し、特にフリードリヒ大王とナポレオンの戦争を詳しく解説する。後半では人類文化の目標である八紘一宇の理想に基づき、全世界が天皇を中心とする一国家となるため強い統制が必要であることを説き、原子爆弾の登場を予見している。読者として軍人を対象に書かれてあるので理解が難しいところがあるかもしれないが、彼が軍事専門家として秀でいていることを知る貴重な資料である。
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10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「木島日記」の登場人物としての石原莞爾に興味をもち、手にとった。
漫画の中では狂想的な天才として描かれている石原莞爾。
「最終戦争論」を読む限りでは、回転良すぎ・テンション高すぎな雰囲気は漫画のままか。

過去の戦争・戦術に関する分析は、今でも目新しい部分も多い。

「一気に市街を破壊しつくす最終兵器による最終戦争で日米間で雌雄を決する」など、予言とも見える発言もある。

微妙に聴衆の虚栄心をあおりながら、行動をコントロールするところなど、アジテイターとしての才能を感じさせる。

しかし一面冷静で正直な面もあり、例えば神である天皇の全能については「信ずるべき」という言葉は使っているが、「私は信じている」とは言っていない。
たぶん彼は天皇の全能=天皇の加護により神国日本が負けるはずはない、とは思っていなかったのだろう。
資源不足のこと、大陸を横断する飛行機のないこと、最終兵器のないこと、も彼の不安の種のよう。

日華事変の引き金をひいたが、太平洋戦争には反対した、という著者だが、戦争反対者ではなく開戦時の状況では勝てない、と予測しての事だったのだろう。

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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
冒頭から実に説得力があり内容に引き込まれた。核兵器の出現が見事に予言されている。"太平洋戦争"でなく、"大東亜戦争"の理念について知ることができる。ただ、中盤以降は退屈だった。
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