出版社/著者からの内容紹介
日本褥瘡学会学術教育委員会は2000年からの事業として、褥瘡の重症度分類や治療経過評価の新しいツールの開発に取り組み、2002年に「DESIGN」を発表しました。このツールが示されたことにより、多くの分野の研究者や治療関係者が同じスケールで褥瘡の病態を知ることができるようになり、治療の向上に拍車がかかりました。また、慢性創傷は種々の創傷治癒段階を有しているため、その治癒促進の方針を示すためのwound bed preparationという概念が取り入れられました。これは「創底管理」とよばれ、壊死組織の除去、感染の制御、滲出液のコントロール、ポケットの処理などが主なものです。それらの創底の病態や改善の目的、創底ケアの方法やその結果を想定して治療計画を立てるというものです。かつては医療の谷間におかれ、どの科が専門でもない「床ずれ」とよばれた褥瘡も、いまでは医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などがチームを組み、多方面から専門的な医療が行われるようになりました。褥瘡の予防と治療は車の両輪とされ、今後も局所にのみ目をとらわれることなく、早期から患者の全体をケアすることにより、この疾患の治療は飛躍的に発展するものと考えられます(「監修の言葉」より抜粋)。
内容(「MARC」データベースより)
科学的根拠に基づく予防的なケアが実施可能になり、褥瘡対策は医療者がチームで取り組む必要がある病態であると認識されてきた。最新の知見を盛り込み「褥瘡対策未実施減算」に対応、全面改定・増補した2001年刊の改訂版。
出版社からのコメント
褥瘡の基本知識から、褥瘡の予防、治療、ケアの実際について、最新の知見を取り入れた。さらに褥瘡チームケアの実際を具体的に示した。