とにかく大学院へ留学するための情報が詰まっている本。
留学のファーストステップから合格後まで、すべて網羅している。
この本があれば、業者に頼らず、自力で留学することも可能だろう。
(著者の会社は困るかもしれないが・・・)
正直、「そこまで書いちゃっていいの?」というような部分もある。
業者が大学からマージンをもらう仕組みなどは今まで知らなかった。
文中で筆者も強調しているが、「フェア」な情報であることが
この本の最大のよさだろう。
業者からすれば隠しておきたいだろう情報があちこちに出ているうえ、
判断はすべて読者にゆだねている。
何事につけても良い点と悪い点を両方示しているのだ。
留学業界は、中古車やアパート業界のように、売り手と買い手の情報差が非常に大きい。
悪徳業者は都合の悪い情報は絶対言わないし、その気になればいくらでも騙せる。
そういう意味で、この本ほどフェアに書かれている本は珍しいと思う。
注意したいのは、それだけ情報が詰まった本だけに、
いきなり全部読むのはちょっと大変だということ。
専攻や勉強スタイルなど様々なパターンを想定して書かれているので、
自分にあてはまるところを拾い読みしたほうがいいだろう。
2500円とやや高めだが、1冊で網羅していることを考えればお買い得。
数百万円払って留学するのだから、怪しい業者や大学につかまっては泣くに泣けない。
それを避けられるだけでも、読んでおく価値のある1冊である。