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30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これを読んで奥田に嵌りました,
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レビュー対象商品: 最悪 (講談社文庫) (文庫)
読書嫌いの私が仕事でイッパイイッパイの時に、『最悪』という表紙と「三人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める」という展開が面白そうだと思って購入。この本には主人公が3人いて、共通点がまるで無い。その一人ひとりの生活が実に丁寧で分かりやすい表現で描かれいるため、小説初心者でも読んでいて入り込み易かった。 その3人の性格や人生が前半〜中盤までゆっくり描かれていたおかげで、後半3人が一緒になってからの同じ場面でも3人それぞれの緊迫感が味わえた。 人生転がり落ちるのは早いものと思い知らされる作品だった。 これを読むと絶対、大藪晴彦賞受賞の『邪魔』も読みたくなり読む。そして『東京物語』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『真夜中のマーチ』、『ウランバーナの森』、『野球の国』、『サウスバウンド(上)(下)』と8冊一気に購入し読破してしまった。 奥田作品は、作風が毎回違って飽きない。だから嵌った。 その嵌らせた記念すべき一作品目が私の場合『最悪』だったので、思い入れが強い。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
落ちていく様が見事だ・・・,
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レビュー対象商品: 最悪 (講談社文庫) (文庫)
ここまで面白い不幸話というのも珍しい。ただの中小企業の社長、ただのプータロー、ただの銀行女性行員にその妹。うまい話に乗ろうと次々に失敗。そしてどんどん落ちていき、その行き着く先は?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
最悪,
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レビュー対象商品: 最悪 (講談社文庫) (文庫)
振り返ればそれはほんの些細なことばかりから。タイトル「最悪」に否が応でも高まる期待感、 ボリュームと場面転換が多いにも関わらず一気に読めます。 女子行員…自営業者…チンピラ崩れ…それぞれの立場でありそうな日常の積み重ねから「そこ」へ集結してしまうまで退屈しません。 みんな自分がどこか正しいと思っていることから生じているズレがそちらへ向かわせてしまう。悪漢というほど痛快なところもなくノワールと言うほどどっぷりもしていない。 決して関わることがなかったであろう彼らの人生。面白いのは彼らが同じ場所に揃った瞬間…ここで読み手がカタルシスを感じないところ。あるのはなるべくしてなってしまったかという呻き。 巧いんです。日々小説を耽読している人間にはかけません、作品への変な愛情に繋がらないことが今回いい方に作用しています。短編より長編で威力を発揮。 いまだに銀行の窓口へいくと複雑な気持ち。 エピローグ、彼らに訪れた日常は?
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