内容紹介
1920年代後半、インド北東部の丘陵避暑地を舞台に繰り広げられる、エリート男女の恋愛と錯綜する人間模様を、洗練された文体、知的な会話、数々の魅力的な詩で存分に綴った、アジア初のノーベル文学賞作家ラビンドラナート・タゴール晩年を代表する異色の長編小説。
内容(「BOOK」データベースより)
文学的な才能に恵まれたオックスフォード大学出身の法廷弁護士オミトと、教育一筋の父に育てられ、コルカタ(カルカッタ)大学大学院を首席で修了した才媛ラボンノ―。1920年代後半、インド北東部の丘陵避暑地を舞台とした、エリート男女の恋愛と錯綜する人間模様を、洗練された文体、知的な会話、数々の魅力的な詩で存分に綴った、アジア初のノーベル文学賞作家ラビンドラナート・タゴール晩年を代表する異色の長編小説。
レビュー
「日本経済新聞」(2009/06/07)
タゴールの詩は自然や神を謳った、抽象度の高い大柄なものが多い。本書においても、そうした詩の力が全体を統御し、恋愛の生々しさは影を潜めて、崇高さ、清冽さが押し出される。女たちの嫉妬など、俗に通じる場面も読ませるが、「結婚しない」男女の感情を、高みに練り上げていくその力は、やっぱり詩と詩人のものだろう。(略)内容面、構造面から、非常に多角的な読み方が促される小説だ。別れを歌っても異様に前向きで、子供の無垢に触れたような豊かさが、本書全体から響いてくる。【評者:詩人 小池昌代】
タゴールの詩は自然や神を謳った、抽象度の高い大柄なものが多い。本書においても、そうした詩の力が全体を統御し、恋愛の生々しさは影を潜めて、崇高さ、清冽さが押し出される。女たちの嫉妬など、俗に通じる場面も読ませるが、「結婚しない」男女の感情を、高みに練り上げていくその力は、やっぱり詩と詩人のものだろう。(略)内容面、構造面から、非常に多角的な読み方が促される小説だ。別れを歌っても異様に前向きで、子供の無垢に触れたような豊かさが、本書全体から響いてくる。【評者:詩人 小池昌代】
著者について
近代インドを代表する文学者。ベンガル語を母語とするが、自ら英訳した詩集『ギータンジャリ(歌の捧げもの)』で1913年にアジア初のノーベル文学賞を受賞。ベンガル語、英語による、さまざまな分野の作品がある。また近代文明の批評家としての活動も重要。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
タゴール,ラビンドラナート
1861‐1941。近代インドを代表する文学者。ベンガル語を母語とするが、自ら英訳した詩集『ギータンジャリ(歌の捧げもの)』で1913年にアジア初のノーベル文学賞を受賞。ベンガル語、英語による、さまざまな分野の作品がある。また近代文明の批評家としての活動も重要
臼田 雅之
東海大学文学部教授。1944年生まれ。1973年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻博士課程満期退学。1978年、Ph.D.(Art in history)取得(カルカッタ大学)。1972~77年、カルカッタに留学。1982年より東海大学文学部文明学科(現アジア文明学科)勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1861‐1941。近代インドを代表する文学者。ベンガル語を母語とするが、自ら英訳した詩集『ギータンジャリ(歌の捧げもの)』で1913年にアジア初のノーベル文学賞を受賞。ベンガル語、英語による、さまざまな分野の作品がある。また近代文明の批評家としての活動も重要
臼田 雅之
東海大学文学部教授。1944年生まれ。1973年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻博士課程満期退学。1978年、Ph.D.(Art in history)取得(カルカッタ大学)。1972~77年、カルカッタに留学。1982年より東海大学文学部文明学科(現アジア文明学科)勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)