私、見事に騙されました。一気読みでした。
デビュー作の「臨床真理」に比べるとだいぶ成長したのではないでしょうか。
それでもまだ甘さが目立つし、火サス的な内容ではありますが・・・・。
最愛の息子を突然奪われ、復讐に走る両親の思いは胸が痛い。
復讐を遂げるため、犠牲にしたものもあまりにも大きすぎる。
奥さんがナイフの扱いを特訓する場面なんかつらすぎて読んでいられない。
法廷モノとして考えてしまうと評価が厳しくならざるを得ないけど、夫婦の息子への愛と絆の強さの部分は切ないほど響いてきました。
柚月裕子さん、この人はおそらくもっと法廷や裁判のことを学ぶべきなんだと思う。
事件の裏にある人間はよく描けていたから、あと一歩なんですよね〜。