このたび小社では、2005年に起きた福知山線脱線事故でご主人・石井利信氏を
失った 妻・房江氏による手記『最後の絵手紙』を刊行いたしました。
世間を震撼させた事故から2年が過ぎようとしています。列車は復旧し、人々
はこれまで通りに毎日を過ごせるようになりました。しかし、事故で大切な人を
失った方々の傷は今も癒えていません。やり場のない思いを抱えながら過ごして
いるのです。
本書は、事故が起きた日の一連の出来事と、それをきっかけに振り返った
事故以前と事故後の生活・感情の変化について、房江氏の視点でまとめました。
画廊に勤めていた利信氏は、出張のため家を空けることが多く、
そのため、出張先から妻や二人の息子たち、そして母親に絵手紙を送ることでコ
ミュニケーションを図っていました。
今回は、この絵手紙と房江氏による文章を織り交ぜて収録しています。
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