昭和を生き抜いた「最後の相場師」こと是川銀蔵の生涯を駆ける一冊。
著者が89年9月に刊行した『是川銀蔵の戦い』を定本に、一部書き下ろしも含まれている。
東日本大震災を経て、日本国全体がどこか疲弊しているムードの中、
「こういう苦境のときこそ、国民のひとりひとりが夢と希望を持ち、ゆるぎない強い信念と覚悟を持って被災地はもとより日本の復興・再建に取り組んでいかなければならない」
という意向から生まれたこの本には、是川氏の生き方とたくましさが満ちている。そして、身に沁みる。
是川氏が活躍したのは、インターネットなどがまだなく、情報の伝達や取得が難しい時代。
自らの足を使って情報を集め、弛まぬ勉学から得た知識を掛け合わせ、自らの理論を組み立てる。
たくさんの失敗もし、たくさんの成功も収めた。
そこには「相場の神様」とまで言われた男にも、血のにじむ思い、そして苦労なくしてはありえない姿があった。
いまに生きる男として、そして本能的な男として、熱い思いを掴み取り、取り戻すには最適の一冊!