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発売元 BOOK MAKOTO
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最後の晩餐 (光文社文庫) 文庫 – 2006/3/14

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商品の説明

内容紹介

腹のことを考えない人は頭のことも考えない、という。王者の食卓からどん底の食事、はては人肉嗜食まで。"食"の極限、その愉悦、その驚異。古今無類の食物大全!
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「腹のことを考えない人は頭のことも考えない」S・ジョンソンの絶好の格言に導かれ繰り広げられる、古今東西、人の飽くなき欲望を思い知らせる食談の数々。歴史、文学、政治までをも軽妙洒脱な語り口で呑みこみながら、最底辺の食事から王様の食事、はては人肉嗜好まで。「食」の愉悦、深淵、その極北をあますところなく描きつくす、食の大全。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 406ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/3/14)
  • ISBN-10: 4334740413
  • ISBN-13: 978-4334740412
  • 発売日: 2006/3/14
  • 商品パッケージの寸法: 15.3 x 10.8 x 1.9 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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56 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 酔いどれ地蔵 投稿日 2006/5/4
形式: 文庫
開高健の傑作はたくさんあります。

人によってそのベストワンはまちまちでしょうが、私のイチオシはコレ。

最初の1ページ目から最後のページまで、知的好奇心を刺激されっぱなし。

開高健のゆたかな語彙と、独特の日本語のいいまわしにひきつけられて、寝る間も惜しんで読んだことが昨日のようです。

本の最後の方、残りページが少なくなってくると「ああ、まだ終わらないで…」と願った唯一の本でもあります。

もともとは月刊「諸君!」に連載されていたものをまとめたもの。

しかし、並々ならぬ労作です。

古今東西、「食」(酒も含む)を軸に、開高氏がさまざまなテーマに体当たり。

対象への斬りこみが深く複眼的です。

ああ、こういう見方もあったのか…、と私のような浅い人間は嘆息の連続です。

ところどころ、頬がゆるむクスッとなるようなあたたかいユーモアがあって、読み飽きしません。

数年前、当時の在庫をすべて買い取り、知人友人先輩後輩に送りつけ無理やり読ませたことがあります。

みなさんもぜひ! 

ちなみに初版本の装丁は見事でした。

あれを超える装丁を、日本の本では見たことがありません。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 RYO 投稿日 2009/5/8
形式: 文庫
久し振りに読んでみて、やはり開高健はすばらしいと思った。
何よりもその文体である。
豊饒という言葉がぴったりだ。
豪華絢爛な文章というか。
なおかつ軽妙である。
そしてそれを支えているのが該博な知識である。
知らず知らずのうちに開高世界へ引っ張り込まれる。

これは昭和52年から54年まで、雑誌「諸君!」
に連載されたものをまとめたものだ。
古今東西の様々な食に関することを書いているが、
話は例によって歴史や文学や政治におよぶ。
そしてまたこの脱線がおもしろい。
没後20年になると知ると驚く。
もうそんなになるのか。
しかしいっこうに古さを感じさせない。

「人の一生の本質は二十五歳までの経験と思考が決定する」
というような恐ろしいことをずばっと書くし、
中国と日本の精進料理の比較をしたあと
「中国人と日本人とでは僧の現世に対する執着そのものが相違するのであろう。」
と鋭く解剖する。
あらゆるところに宝石のような片言隻句が散りばめられていて、
読むたびに発見がある。
食の世界の広さと、それにまつわる文学や歴史の話を読んでいると、
世界は広い、まだまだ自分の知らない世界があり、
それを知る楽しみがあることを教えてくれる。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 穴熊 トップ1000レビュアー 投稿日 2014/6/13
形式: 文庫
食と性とを描写できれば一人前の小説家だ ー といったような言葉があるらしい。
しかし、性に関する描写は巷に溢れているが、こと食に関しては、それを真っ向から取り扱った文学作品は意外と少ない。

本書は、このタブーにあえて挑戦している。そして、かなりの程度成功している。
あえて擬音語を用いたり、漢字を重層的に組み合わせたり。食を表現する様々な試みがなされている。

本書は、月刊誌『諸君』に掲載されたエッセイからなっている。
テーマは、貧乏な時代の食事の経験から贅沢を極めた食事まで、実に多様である。
たとえば「王様の食事」では、「食べれば食べるほどいよいよ食べられるご馳走はないものかしら」という夢想を、辻静雄氏に頼んで実現してもらったエピソードだ。朝、昼、晩と丸一日かけて豪華な食事を食べ続けるという、エピキュリアン顔負けの企画だ。
本書の最後は、「喫人」という人肉食いのテーマに当てられている。料理大国中国には古代からこのような伝統があったのだが、作者によれば、グルメを極めれば、究極的には「喫人」にまで至ってしまうとのこと。

だとすると、食ほど人間の業を凝集している営みはないのではなかろうか。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Marco 投稿日 2006/8/23
形式: 文庫 Amazonで購入
作家の豪放磊落のマスクの影の、作家本人の言葉によれば、「滅形」という闇は、こんな食物をめぐるエッセイにさえ見え隠れしている。ラブレー風の饒舌で豊穣な、水気の多い文章にも、作家の憂鬱が覗かれる。カニバリスムをして飽食に厭いた末の高度の食文化として「最後の晩餐」となずける作家の、その精神の闇の深さを知るべきか。中野美代子氏も、このカニバリスムの部分について絶賛している。肉体にたいする独特の見方をもつ文明からよって来る中国のカニバリスムについて、更なる興味をお持ちの向きは、大室幹雄『桃源の夢想』が参考になろう。
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