清冽で流麗な自然描写と、人類社会と個人の内面に対する峻厳な洞察が混在した散文詩のように美しい日記文。
Kはこういう指摘を好まないのでしょうが、Kの意見と初期のものとして編纂されたブッダの教えとは似通った部分があるのではと感じられます。
あるがままをみつめる。
こころをその動きのままにみつめる。
怒りをみつめれば消える。
自我や「私」という中心にこだわらない。
いつもそのつど気づく。
何ごとにも固執しない。
主義・主張に踊らされない(!)。
などなど・・・。
Kはもしかしたら20世紀に下生したマイトレーヤ、すなわち弥勒菩薩だったのかもしれません。
(これは全くの個人的見解で、押し付けるつもりは毛頭ございません)
高橋氏の訳文はこなれていて読み易く、この書の価値を大いに高めている。