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最後の学徒兵―BC級死刑囚・田口泰正の悲劇
 
 

最後の学徒兵―BC級死刑囚・田口泰正の悲劇 [単行本]

森口 豁
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

生身の人間へ振りおろした、ただ一度の軍刀が招いた悲劇……
沖縄戦のさなか米兵3名が命令一下、密かに処刑された「石垣島事件」。執行者の1人ゆえに戦後の昭和25年4月7日に「戦死」しなければならなかった学徒兵の真実を日米の新資料を駆使して突きとめた話題のノンフィクション作品。

石垣島事件に即していえば、捕虜に手を下した日本軍部隊と、戦後それを槍玉にあげたアメリカ軍の双方それぞれに“大義”があったのです。大義と大義のぶつかり合いが人間を人間でなくしていく、そしてその時に先頭に立たされるのは常に真面目な若者であるという歴史的事実が、私を何ともいたたまれない感情におとしいれます。――「あとがき」より

……学友名簿に「昭和25年4月7日戦死」と記(しる)された学徒兵の名は、「田口泰正(やすまさ)」、北海道小樽の出身である。いったい、彼はなぜ、昭和25年4月の戦死なのだろうか。学友名簿に記された22文字の中には果たしてどのような真実が秘められているのであろうか。そしてまた、学友たちは戦後の平和時に死んだ友を、なぜ「戦死」と書き込まなければならなかったのか……。
歴史の闇と不条理を埋葬した分厚い“学友名簿”のページを1枚1枚めくる私の長い旅が始まった。

内容(「BOOK」データベースより)

沖縄戦のさなか米兵三名が命令一下、秘かに処刑された「石垣島事件」。執行者の一人ゆえに、戦後の昭和25年4月7日に「戦死」しなければならなかった学徒兵の真実を、日米の新資料を駆使して突きとめた話題のノンフィクション作品。

登録情報

  • 単行本: 303ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406206572X
  • ISBN-13: 978-4062065726
  • 発売日: 1993/07
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 716,758位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
なんたる悲劇 2004/11/28
By カスタマー
形式:単行本
この本を読んで、初めて田口泰正さんのような人の存在を知りました。
あの戦争の悲劇は戦後も続いていた…という感じです。
田口さんのやった事は、当時どこの国の兵士ともなんら変らぬ事をしていただけなのです。
それは、上官に命令されるままに敵を殺した…という事。
戦場では、こういう残虐行為は毎日のように行なわれていたでしょうし、まさにそれが「戦争」というものなのではないでしょうか。なのに敗戦国の兵士というだけで…絞首刑。

私は、この本を読んでいて米軍の残虐行為の一例を思い出していました。
昭和18年以降、米軍は日本船なら赤十字船だろうと避難民を乗せた船だろうと攻撃し、沈めていました。
その時、生き残って助けを求めながら漂流していた日本人たちは、大人だろうと子供だろうと機関銃で皆殺しでした。
私がこの事実を知ったのは、米軍が残した白黒の記録映画を見たからです。本当に驚きました。
日本人たちが板などに掴まって必死に助けを求めているのに、米軍は機関銃の雨を降らせたのです。
しかし、この命令を出した米軍指令官たちや兵士たちは、戦勝国であるがゆえに何の罪にも問われていません。
それに、死人に口無しですから、目撃者もいません。ただこの記録映画があるだけです。

この本は、「東京裁判」の正当性を根本から揺らがす一例だと思いました。
戦争という行為に正当性を求めたり、主張する方がおかしいのではないでしょうか。
負ける戦争をした日本の指導者たちもどうかと思いますが、日本をそういう状態に追い込み、戦後は“米兵を殺した者なら誰でも裁判に駆けてやる”という復讐の念に燃えた米国の指導者たちもどうかと思いました。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
彼の戦士が戦後になっている秘密…
それは戦後に処刑されてしまったから。

これは公正な判断を欠いた状態下で
起きた悲惨な事件です。
これは中立国に裁判をゆだねなかった
ことによる悲惨な歴史です。

あきらかな「でっち上げ」とも取れる
結果になっても彼は受け入れるのです。
その純粋さ…それが20代の若者にありました。
どれだけ彼は死という日に続いていく日々が
恐ろしいものだったのか…

最後の手紙は
本当、まじめな人らしい文章でした。
たった一人処刑された学徒兵…
こんな不利な判決は
二度と繰り返してはいけないと感じました。
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