映画史に名を残す屈指の名画です。
個人的には、サイレント映画の魅力にとりつかれる切っ掛けになった作品で、今でも大好きです。
ムルナウもヤニングスも素晴らしすぎます。
映画自体の評価や見所はいろいろなところで語られているのでそちらを参照下さい。
問題はこのDVDソフトの内容です。
私はNHKの深夜放映を見て以来、IVCのDVD「
最後の人 [DVD]」を購入して繰り返し観てきました。
もちろんIVCのプリントは劣悪で、他にまともな画質のソフトが存在していないゆえの選択でした。
今回のDVDは、IVCのものに比べると格段に良好な画質になっています。(質的には比較の対象にならないと思います。)
音楽も素晴らしい。
これほど古い作品が、このクオリティーで観ることができることに感動しました。
古典ファンとしては値段にかえられない喜びです。
特典映像も見る価値があります。
この作品の中に盛り込まれているムルナウの実験的とも言える映像の数々が、具体的に指摘されどのような手法で撮影されたかを解説しています。
この特典映像を観てから、もう一度鑑賞すると、ずいぶん見方が変わるように思います。
個人的は、この作品を見るなら、やっぱりこの紀伊國屋版を一番最初に推薦したいです。
しかし、劣悪なIVC版を無視したいとは思いません。
IVCのプリントはアメリカ版で、冒頭が全く違ったものになっています。
たぶん、紀伊國屋版だけを観ていたひとがIVC版を観ると、相当興味深いと思います。
こちらのDVDが気に入ったら、画質が劣悪であることを承知でIVC版を観てみてほしいと思います。