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最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
 
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最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) [新書]

スタンリイ エリン , 仁賀 克雄
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

そのワインは、1929年にサントアンの葡萄園でわずか40ダースだけが醸造されたという。今日ではそのすべてが失われ、多くの専門家が史上最高の名品であろうとしながら、誰ひとりとして現物を味わったこともなければ、ボトルを見たことすらなかった。その伝説のワイン、ニュイ・サントアンが、たった一本残っていた!この世の最後の一壜をめぐる、皮肉で残酷きわまりない復讐劇とは…表題作をはじめ、人間性の根源に潜む悪意を非情に描き出す、傑作の数々を収録。年に一作のペースでじっくりと熟成された、香り高き名品を堪能してください。

内容(「MARC」データベースより)

伝説のワイン、ニュイ・サントアンがたった一本残っていた! この世で最後の一壜をめぐる、皮肉で残酷きわまりない復讐劇を描く表題作をはじめ、人間性の根源に潜む悪意を非情に描き出す、粒よりの15篇を収録。

登録情報

  • 新書: 363ページ
  • 出版社: 早川書房 (2005/1/14)
  • ISBN-10: 4150017654
  • ISBN-13: 978-4150017651
  • 発売日: 2005/1/14
  • 商品の寸法: 18 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 58,207位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
格段に落ちる 2005/4/30
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 スタンリイ・エリンの3冊目にして最後の短編集。
 『特別料理』、『九時から五時までの男』に比べると格段に落ちる。以前と同様に、年にほぼ1篇というペースは守って書かれたようだが、アイデアが枯渇してしまったのか。丁寧なつくり、磨き込まれた完成度はうかがえるのだが、基本となる物語にきらめきを感じない。
 本書には15篇が収められているが、テーマ、舞台、長短はさまざま。物語としての完成度は高いので、『特別料理』のようなエリンを期待しなければ充分に楽しめるだろう。
 とはいえ、光る作品もある。標題になっている「最後の一壜」だけは傑作と呼べるかも知れない。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gumby13
形式:新書
『特別料理』で得も言われぬ不気味な「奇妙な味」を味合わせてくれた、エリンの短編集。収録された掌品は結末の跡に、更なるドラマを感じさせる作品が多い。翻訳家も錚々たるメンバーが揃った、珠玉の短編集。気に入ったのは以下。

「エゼキエル・コーエンの犯罪」(訳:仁賀克雄)

休暇旅行でイタリアを訪れていたアメリカ人警官は、ナチと内通した裏切り者とされたレジスタンスの娘と出会い、二十年以上の歳月を超えて、真相究明に乗り出す。ほろ苦い結末ながらストレートに感動できる佳作。

「古風な女の死」(訳:永井淳)

画家の妻が夫のアトリエで、胸に深々とナイフを突き立てられて死んでいる冒頭から、その死の真相を探る本格推理。。。。にみせかけての意外な結末。ミステリとしてギリギリセーフかつ悪意の深さが伺えるアイデアが秀逸。

「12番目の彫像」(訳:永井淳)

舞台はイタリア。映画制作の現場と辣腕プロデューサーの思惑がぶつかり合って。。。という中篇ミステリ。長さゆえか、ミステリとしては凡作であるが、映画好きにはある種堪えられない構図の「対決もの」として楽しめる。

「最後の一壜」(訳:矢野浩三郎)

この世に一本しかないワインを巡る、愛憎渦巻く復讐譚。鮮烈にしてなんとも言えない余韻を残す、傑作。

「画商の女」(訳:深町眞理子)

「127番地の雪どけ」と同じく、持つ者とと持たざる者の対決編。因業な画商をやり込めるアバズレの冴えたやり口が極めて痛快。

「清算」(訳:永井淳)

結末から更なるドラマの広がりを感じさせる。時代が生んだアイデアは、デヴィッド・マレルのアレと同じテーマを鮮やかに、しみじみ怖く料理している。

「天国の片隅で」(訳:丸本聰明)

短編にしておくのは勿体無いようなアイデアだが、長編だとダレるんだろうなぁと。個人的に、俺自身の持っている闇の琴線に触れる、大変に怖くも爽快感のある傑作。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By らんどく丸 VINE™ メンバー
形式:新書
一年一作発表の短編だけに、味わいもあるが、いずれの作品にも共通する
ものは人間の残酷と悪である。軽妙なハッピーエンドの中にもそれはある。
読むにつれ癖になっていく。熟成した味の短編に満ちた本書こそ「最後の
一瓶」ではないか。
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