短くてオチがあって、っと言うと通俗的で小説初心者向けと決めつけてしまいそうだが、あながちそうとも言えないと思う。
小説の面白さを発見するきっかけになれば良いし、そこからより長いもの、退屈な??純文学の世界に入ってもいいのだし、胃にもたれる長編にうんだ時のリフレッシュにこういう軽い小説を読むのは楽しいものだ。
今回は、岩波版の金原瑞人氏訳と偕成社版の大久保康雄氏訳の2冊を読んだが、どちらも少年向けで活字も大きいので視力の弱い私でも十分楽しめた。
岩波版は14編、偕成社版は12篇収録。
重複するのは『最後のひと葉』』『賢者の贈り物』『』『よみがえった良心(改心以上・偕成社版)』『警官と賛美歌』『金の神と恋の使者(黄金の神と恋の射手・偕成社版)』の5編。
金原氏の訳も大久保氏の訳もどちらも見事なので、お好きな方をどうぞ。
もっとオー・ヘンリーの小説を読みたくなったらちょっと活字が小さい文庫本を選べばよい。弱視の私はこのくらいの活字が好きだけれども。