よくある「自分ブランド」、「パーソナル・ブランディング」関係の本と違って、戦略的に「勝つ」ことを一義とした主張は、強く、正しいと思える。
弱いものは淘汰され、強いものが生き残るという原則を忘れて、楽観的に理想の自分像を夢想していてもライバルに差をつけられるばかり。
Giveの精神や感謝のこころは美しいが、それだけでは実際のところ食べていけないのだ。
この本には、孫子や宮本武蔵、織田信長など戦国の世に生きた人物の教えや、ランチェスター戦略、そして実際に自分マーケティング戦略を実践されている方へのインタビューなど幅広く厚みのある内容が記されている。(著者はランチェスター戦略コンサルタントでもある)
自分を分析し、ターゲットとコンセプトを明確に絞り、情報発信して、戦略的に人脈が作れれば、いままでの自分を「勝てる自分」に再構築できるのではないだろうか。自分なりの「志」と勝負への「勇気」を持つことの大切さを改めて気づかされた。
自分マーケティング戦略の実践者として、エネルギッシュに活躍する女性起業家も取り上げられているので、男性だけでなく、起業志向のある女性にもおすすめしたい一冊だ。