天才に憧れるのは人の性なれど過度な天才キャラは危険である。
人は技術の習得・向上の過程―挫折を乗り越える努力、仲間との競い合い、先輩からの指導等
において人間的にも成長するのだが、そういったものが欠落しがちだからだ。
「じゃパン」でも当初は天才・東と努力家・河内が互いに良い影響を与えていたが
次第に天才至上に傾き、本作も前作で固まった作風で始まっている。
主人公は第一話から神童扱いで医師を志す切欠も、かのブラックジャック程の重みは無い。
少年サンデーで掲載するのだから医療漫画といえどライト(明るい)タッチになるのは
当然だが、これは命(いのち)をライト(軽い)なノリで扱う危険性も孕んでいる。
絵は綺麗だし医療技術描写も悪くなくヒロインの若手女医さんを読者の等身大キャラとして
上手く生かせれば、かなり面白くなりそうと期待もある一方で上記のような不安もある。
現時点では星3つで。