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曹操―三国志の奸雄 (講談社学術文庫)
 
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曹操―三国志の奸雄 (講談社学術文庫) [文庫]

竹田 晃
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

中国史上もっともドラマチックな時代――三国時代の幕を開き、その立役者となった曹操。彼は主家を奪った逆臣として悪名高く、〈乱世の奸雄〉と評されてきたが、政治家として、また詩人としてもまことに優れた人物であった。名族の出身でもない曹操が、濁流のなかから身を起こし、一時代を回転させる軸となっていく軌跡と彼の人間的魅力は、現代人の心を惹きつけてやまない。真の曹操像にせまる好著。

内容(「BOOK」データベースより)

中国史上もっともドラマチックな時代―三国時代の幕を開き、その立役者となった曹操。彼は主家を奪った逆臣として悪名高く、「乱世の奸雄」と評されてきたが、政治家として、また詩人としてもまことに優れた人物であった。名族の出身でもない曹操が、濁流のなかから身を起こし、一時代を回転させる軸となっていく軌跡と彼の人間的魅力は、現代人の心を惹きつけてやまない。真の曹操像にせまる好著。

登録情報

  • 文庫: 262ページ
  • 出版社: 講談社 (1996/03)
  • ISBN-10: 4061592203
  • ISBN-13: 978-4061592209
  • 発売日: 1996/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 236,070位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
曹操の人生はもちろん、戦乱直前の後漢(曹操の祖父・曹騰が活躍していた頃)、曹操の遺した詩(全てではないですが)を紹介・解説しています。

「演義」では悪役扱いされている曹操ですし、実をいうと「正史」で彼が実際にやってきたことも残虐であることは否めません。

しかし彼の詩を読むと、覇者・王者たる人は常に孤独の中を戦ってきたということが分かります。

戦乱の世で勝ち残る人は、多少の非情さや思い切りがないと覇者にはなれなかったのだろうか、と考えさせられます。

竹田氏の解説は資料の扱い方・引用場所も適切で、大変分かりやすいと思います。

曹操のことをもっと知りたい、という方にはおすすめの一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
興味深い 2008/6/28
形式:文庫
私は素人ですが、多分この本は「曹操―その行動と文学」(1973年、評論社)の文庫版の様です。73年の本のほうに比べて手にしやすいですネ。まえがきには、殆どそのまま訂正無く再販したとあります。
初めの50ページ位には曹操が生まれるまでの宦官や時代背景が詳しく描かれていて興味深かったです。全体としては曹操再評価の時代の香りです。本のスタンスとしては演義の曹操のエピソードに対して大体肯定派?かな。
漢詩は全く分かりませんが、曹操が神仙に憧れがあってそれをいくつも詩にしているという事が意外な発見でした。詩は10篇以上ありますが分かり易く書かれていてより楽しめました。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
世間一般的に『演義の悪役』としての曹操が知られているものとは思いますが、本作品では戦略家・政治家・詩人としての各方面から曹操を丹念に調べ、その実像に迫ったものになっています。

主に前漢・後漢の衰退の原因にも挙げられる宦官の専横政治の全容に言及している点は(彼の祖父・曹騰が狡猾な宦官だったことに関連して)特に興味深いものでした。他にも直系天子の夭折と傍系擁立が続くことによる外戚の台頭、父・曹嵩が売官制度を利用して官位を買う等腐敗政治を目の当たりしてきた曹操の心中を著者が丁寧に推察している点も素晴らしい。

戦略家・政治家としての曹操は酷薄な面も多く、それらの逸話が後世悪しく伝えられる遠因になり得たのでしょうが一転して詩人としての彼は命の儚さを憂いたり、神仙に憧れを抱く等一個の人間として非常に繊細な部分をさらけ出しています。
彼には自己陶酔にも似た変革者としての自負があり、またそれに足る権力と能力を有していた為に一見すると残虐な行為に終始している様に映るのかもしれません。

また本作品は著者の読者の理解への配慮が光る構成になっております。『演義』の枠を越えた曹操を知りたい方にお勧めの一冊です。
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