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書行無常 [単行本(ソフトカバー)]

藤原 新也
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

“書行”とは私の造語である。それは墨書を“行為”するという意味だ。
確かに書くということ自体行為であるわけだが、その意味するところは、世の中のあらゆる現場を旅し、その場所で思いついた言葉(メッセージ)を居合い抜きのごとく“書する”ということである。(前書きより)

<内容紹介>
藤原新也がたどり着いた全く新しい表現方法“書行”、そして“無常”とは何なのか? それは現場を旅し、書と写真、即興的に吐き出された言葉が三位一体となった“瞬間の景色”のことである。

2010~2011年。渋谷スクランブル交差点から始まった書行の旅は、AKB48劇場、長野の帝王、宮崎口蹄疫、高崎山の猿、千住ミイラの家などを経由し、上海万博の最終日を目指して中国へ。
時に“女性の髪の毛を使った人間書道”、“豪雪の大地に50m強のナスカ地上絵ばりの巨大な書”“富士の樹海に「死ぬな生きろ」の卒塔婆108本”などの破天荒があり。
そして、40年ぶりにインド・バラナシへの帰還。
ガンジス河の彼岸に2m×3mの書を立て、燃やし、静かに流した。
書行の旅の終わり、図らずも起こったのが東日本大震災だった。
表現者として何を為すべきか。突きつけられた現実を前に、子供たちに円顔を描いて渡し続けた。
そして、最後に発した祈りの言葉とは?

約8ヶ月に渡って「週刊プレイボーイ」誌上で繰り広げられた、“書×写真×言葉”の実験。全30回に及んだ連載をゼロから見直し、書行の旅の軌跡を一冊にまとめました。

内容(「BOOK」データベースより)

書×写真×言葉。宮崎口蹄疫、AKB48劇場、上海万博、印度ガンジス、そして東日本大震災。2010~2011年。“現場”を旅した軌跡。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 288ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/10/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408780626X
  • ISBN-13: 978-4087806267
  • 発売日: 2011/10/5
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 88,569位 (本のベストセラーを見る)
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By flora
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藤原 新也 「書行無常」 変形本

 藤原という人はいつも何かに向かっている。今回の本のメインは書と写真と言葉だろう。
写真集と見まごうばかりの写真の量も愉しい。
あまり種明かししてしまうと読者が考えてしまうので敢えて三点をここでは
皆様にお知らせしたい。

 ひとつは52kgの女性の髪を筆にして自身の体に彼女をククリツケて書を書いたところ。
この人人じゃない!!なんてあまり驚かないわたくしも藤原のやりそうな事だなとは思っていたが
実際にやったところをまずご覧ください。

 ふたつめは表紙裏のモノクロームのある世界の崩壊と月だ。これは被災地の夜に余りにも
悲惨な大地の崩壊をみながら、月は今夜も何事も無いように美しく昇ってくるその何も言わない
心に響く哀しみは是非ご覧になって欲しいと願います。

 みっつめは私事なのですがインドはひとつのあこがれでした。たとえ水が傍に行くとにおったり
路が都会で育ったわたくしには見たことの無いくらい汚れていても。まだ行きたいとおもっていました。
しかし。広々とした大地とガンジスの河は私にはあの津波を思い出させました。TVで見てもYOUTUBEで見ても
なんとも形容できない
それは凄い天の怒り宇宙の終わりのようでした。それを見たときインドの憧れは消えてしまいました。
河のそこには何百年の骨がぞろぞろとうごめいている。あのリアス式海岸に何千もの方がまだ見つからない。
ただ哀しみがポツンとありました。

 裏表紙なかのモノクロームの藤原新也の様子を見ますとまだまだ先と闘うんだなとかんじられました。
この一冊はいろいろなものがまざっていますが藤原が解説のように分かりやすい言葉で説明?されています。

 是非 この一冊「書行無常」をお読みください。
   推薦いたします。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
世の中にアーティストと名乗る人はたくさん居るけど、この方が本物のアーティストだと思う。
常にチャレンジしていく精神力と行動力が伴って初めて力のある作品ができるのだと思う。
そういう意味で日本にはほとんどアーティストは居ないと行っていい
以前、藤原新也はもうだめだねなんて言ってた写真家が居たらしいけどその写真家の方が終わってるように思う
藤原さんは写真家の域を超えてしまっている
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私は写真と文章が融合した藤原新也の作品は大好きなのだけれど、近年、彼は「絵」や「書」に傾倒しているようだ。

この作品もパフォーマンス・アート的な「書」がメインで、それを「写真」と「文章」を駆使して伝える作品集となっている。

これが、私には気に入らない。

彼が今までに残してきた写真は素晴らしい。  でも、はたして「絵」と「書」はどうなんだろう。

さらに疑問なのは、「書というメディアで、一体誰にどれだけ何が伝わるというのだろうか?」ということ。

 「書道」は小学校で皆が習うわけだが、現代の日本人にとって、毛筆は日常生活においてほとんど使用しない。
「書」を目にするのも、年賀状か、和食や中華の看板くらいか?つまり、書を多く見ていない、味わう目を大多数の人が持っていないとおもうのだ。
特に書道家が書くような、なんと書いてあるか判別にちょっと苦労するようなアート書道(?)。
あれを、武田双雲なのか、森大衛なのか、高橋卓也なのか、それとも藤原新也なのか、書だけ見てわかりますか?

彼が現代美術として「書」を書いているのであれば、狭い世界でひとにぎりの人々を相手にしていればいいので、何もいうことはない。

でも広く、彼の思いを伝えたいのであれば、やはりいままでのように「写真」にこだわってくれていたほうがいい。

 
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