妖怪が暮らす屋敷に下宿することとなった書生で妖怪を見ることのできる主人公が、世話係のヒロイン(妖怪)と妖怪絡みの問題を解決する話です。
ありがちと言えばありがちですが、ありがちだからこそ安心して楽しめました。
妖怪だからといって、妖術で派手に戦うような物語ではなく、妖怪絡みの人情話といった感じです。
ただ残念な部分が2つ。
1つ目は舞台が大正なのに大正の空気感がないこと。衣服や小物は大正らしいのですがそれだけでした。
2つ目は主人公が無個性なこと。小説を書くために蓄えた知識で問題を解決するとか、そういったこともなく、ただ書生であるだけでした。
何度読み返しても主人公に魅力はなくマネキンのようです。
妖怪絡みの人情話は良かったので、主人公に魅力が出るともっと楽しめそうです。