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書店風雲録
 
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書店風雲録 [単行本]

田口 久美子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ベストセラーを売るように大量の思想書を積み、曲線と金属と山型の書棚には世界の尖端が。“ひと”と“文化”を武器に、1975年、書店界の風雲児誕生。個性派書店「池袋リブロ」の時代。

内容(「MARC」データベースより)

個性派書店「池袋リブロ」を牽引した、また現場で実際に働いていた人々の証言を中心に、20年間にわたり書店の現場で見続けてきた書店員の姿を通して、出版流通の戦後日本書店史の一断面を描いた一冊。

登録情報

  • 単行本: 277ページ
  • 出版社: 本の雑誌社 (2003/12)
  • ISBN-10: 4860110293
  • ISBN-13: 978-4860110291
  • 発売日: 2003/12
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 735,564位 (本のベストセラーを見る)
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25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
いま一番面白い書店・ジュンク堂池袋本店の名物副店長・田口さんが書いた本です。ほら、3階文芸書売り場の詩集のコーナーの裏あたりに、白いブラウスに黒くて長いスカートをはいたおばさんがいるじゃない? 彼女です。

七〇年代半ばに書店としては後発で始まった西武百貨店の「リブロ」。ぼくが初めて訪れた八八年は眩しいくらいに輝いてました。地方から出てきたもので、タイトルは知ってたけど県庁所在地の大手チェーンにはなかなか入荷しない本が綺羅星のごとく棚に並んでた。ほんとに魅力的なお店だった。

そのリブロを演出していた人たちの物語。あるいは証言集。大書店の栄枯盛衰は「三国志/戦国」、個性的な書店人たちの「梁山泊」。まさに風雲児たちの記録です。

これは「本が好き」「発見が好き」な人へ、現役書店人からの、本の捧げ物ですね。とくに「ニューアカ」「精神世界」とかの言葉が懐かしい人、もう読むしかない。あなたの壺にヒットすることがいっぱい載ってるよ。

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:単行本
 西武百貨店系の書店として誕生した書店「リブロ」の二十有余年にわたる歴史を綴った書です。書店の外にいたジャーナリストが取材したのではなく、その書店の中に身を置いていた社員自身が当時の仲間を訪ね歩いて記憶を掘り起こしながら綴っているので、現場の内側が見えて興味が尽きませんでした。

 実のところ私にとってリブロという書店はどうにもこうにも敷居が高かった記憶ばかりがあります。東京のような「マイノリティの絶対数が多い街」でなければおよそ成立しないようなスノッブな、いえ失礼、品格の高い品揃えの書店に、足を向ける機会はそれほどなかったのです。本書の中でも「売れる本」より「売りたい本」を置くべきだと語る当時の書店員の証言が出てきて、ちょっと鼻白みます。まさにリブロは、一般大衆向けの書店というよりは、一部の「知的水準の高い読者」と「知的水準の高い書店員」とが切り結ぶ場所というイメージが強かったのです。必定、私のような大衆的読者はきっとはじかれてしまうのではないかという恐懼の念を抱いていました。
 

 ですが本書には、こんな風にあの書店に対する思い入れがない私のような読者にとっても、興味をひく点が確かにあります。本書は消費税導入が書店業界にどういう影響を与えたのか、また日本独自の再販制度をめぐって流通業界や公取委がどういう鞘当てを演じていたのかなど、ひとりリブロに限らず、広く書籍の出版・流通をめぐる日本の動向について触れています。

 また80~90年代に広く売れた書籍のタイトルが次々と登場してくるので、私にとって必ずしも読んだことがある本ばかりとはいきませんが、東京へ出てきたばかりの私にとって青い時代のあの懐かしいニオイを味わうことが出来たのも事実です。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jiateng4 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
本屋さんの店員は、本の補充とレジ打ち以外に仕事は無いと思っていましたが、本書を読むと、大変ダイナミズムに富んだ、ワクワクする世界である事がわかります。

こんなに利益率の悪い商売で、さらに競合との差別化を図るのは、本当に大変なことです。まさに本が大好きでなければやっていられないでしょう。この本に出てくる人は皆さん本が大好きで、その情熱だけで本屋というビジネスをやっていることがよくわかり、さわやかな読後感があります。
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