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「人間の脳という不思議な臓器が見せる様々な可能性ーー
情報の洪水の中を生きる現代人に勇気を与えてくれる、秀逸なロマンティック・サイエンスだ」
茂木健一郎
書き出したら止まらない「ハイパーグラフィア」
書き出したいのに書けない「ライターズ・ブロック」
自らが医者であり患者でもある著者が、文章を書くという行為の障害を通じて創造性を生みだす脳のしくみに迫る。
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
書くことはナニに似ているか(脳的な意味で),
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レビュー対象商品: 書きたがる脳 言語と創造性の科学 (単行本)
自身も「書かずにいられない」ハイパーグラフィアである神経学者が、文学と医学(精神科、神経科)の両面から「書くこと」の意味を書きまくっている本。ただ、「人はなぜ書くのか、話すこととどう違うのか、書きたいのに書けないのは病気か、どう対処することができるか」等々を大量の引用と比喩・仮説で紹介しているだけであり、あまり系統立てて説明しているわけではないので、読後に役立つかどうかは読者による。 私としては、いわゆるスランプ(ライターズブロック)が、「書くことがなくて苦しい」のではなく「書くことがあるのに書けないので苦しい」状態だ(という場合もある)というのが目新しく感じた。書くことは脳にとって非常に複雑な行為なので、詰まる場所は多様であり、それぞれに対策も異なるわけだ。 現代ではその多様性もかなり分析されてきており、失語症、失読症、書痙などの症例から各種のスランプについて洞察が得られるし、てんかんや躁病の脳とハイパーグラフィアの脳を比較することができるらしい。 しかし唯物論というか還元論的になり過ぎず、かえって文学的、感傷的な説明が多いのがこの本の特色である。著者は妊娠や流産、鬱病によって自身の脳に起こった事柄を客観的に分析しつつも、そうした低次(直接的・物理的)な原因と高次の(理性などに基づく)動機がともに自分(の症例)を構成しているのだとし、どちらも軽視していない。 全体的に冗長なので星四つだが、読後の満足感はある。書きすぎる人、読みすぎる人、スランプの人、アイディアが必要な人などに強くお薦めする。
9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
孫引きに使おう,
By フジキセキ (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 書きたがる脳 言語と創造性の科学 (単行本)
どうしても書きたいという欲望を欲する作家を古今東西の例を挙げて説明していく。さらに現在の時流のブログ、ホームページの更新しまくる人々はどうかと解説していく。 著者は「本はこれからの時代最低必要限の実務書意外一般の人々は読まないだろう。 私はこの本を書くのに本棚まで手を伸ばさずネット検索した」述べていますが、 もし著作権問題、ミリオンブック計画が進めば近未来にも実現しそうな 内容。 内容的にはハイパーグラフィアの例を数多く挙げるだけなので、その中から読みたい作家を 拾い出す孫引きにはいいかも。
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