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更級日記 (対訳古典シリーズ)
 
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更級日記 (対訳古典シリーズ) [文庫]

菅原 孝標女 , 池田 利夫
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

平安文化も漸く盛りを過ぎた頃、一人の女性が夢のように過ぎた自らの生涯を顧みていた。草深い片田舎で育った少女時代、物語に耽溺して美しい女主人公達に己の夢を託した乙女の頃。しかし宮仕えにも結婚生活にも夢は破られ、今は弥陀の世界の光明を願うのであった。「更級日記」は、現実に裏切られつつも夢を捨て切れずに孝標女が綴った、浪漫的魅力に溢れる平安朝女流日記文学の佳品である。

内容(「MARC」データベースより)

「あづま路の道のはて」よりもなお草深い田舎に生まれた一人の女性が、夢みがちに生きたはかないおのが半生を顧みて綴った、平安期女流日記文学の傑作。底本は藤原定家筆御物本。脚注と現代語訳をつけた。〈ソフトカバー〉 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 194ページ
  • 出版社: 旺文社 (1988/04)
  • ISBN-10: 4010672102
  • ISBN-13: 978-4010672105
  • 発売日: 1988/04
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 778,648位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hinomalu VINE™ メンバー
形式:文庫
著者がそもそも文学少女なので、彼女が見る風景は美しい。
彼女には、そう見えていたのだろう。
足柄山の記述など、本当に幻想的で、
一度読んで、記憶に染み付いた人も多いのではないだろうか。

土佐日記が旅から文章を起こしているのに対し、
更級日記は本に憧れる気持ちが、結果として著者を旅させている、
と見ることも出来る。
だから、ロマンティックなのだ。
しかし文章は古雅であり、だからこそ飽きない。
憧れる文学少女を「古典」に持ったことを、
日本人はもっと注目すべきだ。
そして、もっと誇って良いと思う。
古典として、絶対に外せないお勧めの書物。

文学少女と言えば、俊成卿女の「無名草子」や和歌もお勧め。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
青春小説 2006/11/12
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 日本の古典の中でも 詩情という点では別格な存在感を持っているのが本書だ。

 日記の書き手は 若い頃に関東から京都に行き そこで朝廷に仕え 結婚し そうして老いていく。ありふれた人生と言って良い。但し この作者が「夢見る文学少女」であった点が

この日記を誠に香しくしている。

 まだ若い頃に源氏物語を読み耽り「私もこんな人生を送りたい」と憧れる姿はミーハーと言って良い。しかし 現実は現実だ。やがて作者は「光源氏のような方は 実際にはいないのだ」と悟る。自分の人生が平凡である点に気がつく この場面は 読んでいて他人事ではない。

 そんなある一夜に 素敵な男性と 色々と物語の話をする場面が出てくる。このシーンは本当に美しく 作者がその思い出を抱いて 一生を過ごしたことが良くわかる。

 僕らにしても そんな自分なりの「思い出」は持っているものだ。それを思い出させる場面は 切ない。

 更級日記は現在でも なお 共感しながら読める青春小説である。若干の甘美さと 若干の苦味を帯びた傑作古典だ。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
レビューなので作品の感想は書かない。

本書の主部は、本文と脚注によって構成されている。現代語訳はない。

巻末の解説には、菅原孝標女とそれに関わる人物についての説明や略年譜が記載され、筆者による孝標女の状況・性格の考察がある。作品の構成、文学史的位置、研究史なども簡略ながら明快に説明されているのが良い。

ただ関連地図がないのが残念である。
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