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曲った蝶番 (創元推理文庫 118)
 
 

曲った蝶番 (創元推理文庫 118) [文庫]

ディクスン・カー , 中村 能三
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ケント州の由緒ある家柄のファーンリ家に、突然、一人の男が現われて相続争いが始まった。真偽の鑑別がつかないままに現在の当主が殺され、指紋帳も紛失してしまった。さしもの名探偵フェル博士も悲鳴をあげるほどの不可能犯罪の秘密は? 全編をおおう謎に加えて自動人形や悪魔礼拝など、魔術趣味の横溢する本格愛好家への格好の贈物。


登録情報

  • 文庫: 342ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1966/04)
  • ISBN-10: 4488118070
  • ISBN-13: 978-4488118075
  • 発売日: 1966/04
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 103,127位 (本のベストセラーを見る)
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By spikework VINE™ メンバー
この作品はカーのストーリー性とトリック
意外な犯人とエンターテイメント性が有機的に結びついた最高傑作の一つです
タイタニック号もどきの豪華客船の沈没の際に
入れ替わったと見られる貴族の相続人問題を軸に
独りでに動く機械人形の謎(ポーのチェス人形を思わせます)
衆人環視の迷路内の奇怪な死
サタニズムの不気味な影

そして意外な犯人と各所に散りばめられたその証拠の数々
これこそがカーの到達点といえるでしょう

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hondara
この表紙は、むろん再版のものなのだろうが、ちょっとひどい。
読めば判るが、こんな「人形」ではないのです。
『金髪の魔女』と呼ばれた、美しくも恐ろしい自動人形なの。
こんな可愛らしい子供の人形ではない。

で、個人的には、これがカー(カーターも含む)の最高傑作だと思ってます。
この、イギリスの田園地方の、広々と明るいのにもかかわらず、どこか鬱屈した雰囲気。
夕暮れの庭園を跳梁する、奇妙なもの。

こんなくだりを、夜中に1人で読んでごらんなさい、けっこうゾッとしますよ(笑)。

悪魔崇拝だの自動人形だの、怪奇風味を随所に惜しげなくちりばめて、カーの面目躍如たる傑作と思います。

更に、探偵役フェル博士の魅力も満点。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 ジョン・ディクスン・カーの代表作の一つと言われる本作ですが、ギディオン・フェル博士が探偵役として活躍する作品群の中では最高傑作かもしれません。
 英国の准男爵ジョン・ファーンリ卿のところに、現在のジョン卿は偽者であり、自分こそが本物のジョン・ファーンリであると主張する男が現れます。かつて素行の悪かったジョン少年は、勘当同然に米国の親戚のところへ送られたのですが、そのときに乗ったのが、かのタイタニック号であり、沈没の混乱に乗じて別の少年と入れ替わったのだというのです。
 判別の切り札として、米国行き以前に取った指紋帳の存在が明らかとなり、照合しようとしていたまさにそのとき、現在のジョン卿が庭で亡くなります。そして、その騒ぎの中、指紋帳が何者かによって盗まれます。
 卿の首には切り傷がありましたが、そばに凶器はなく、一方、卿が倒れたときには周りに誰もいなかったとの目撃証言が得られます。果たして自殺か、はたまた他殺か。
 カー(=カーター・ディクスン)の作品の特徴は、密室を始めとする不可能犯罪と怪奇趣味、そしてロマンスですが、この作品はそのバランスがうまく取れ、また、フーダニットとハウダニットの両方の興味が最終盤まで持続させられます。
 謎が解き明かされると「なーんだ、そういうことか」と拍子抜けさせられるような気分になりますが、逆にこれこそが素晴らしいトリックの証しです。
 私はこれまで、フェル博士ものの長編は、「三つの棺」、「緑のカプセルの謎」、「囁く影」、「死者はよみがえる」(「死人を起す」)及び「帽子収集狂事件」の五作を読んでいますが(順番は私の評価の高さ順です)、「曲った蝶番」は名高い「三つの棺」に匹敵するか、それ以上だと思います。
 カー作品が好きな人には絶対お勧めの一冊です。
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最近のカスタマーレビュー
油断大敵
面白さは間違いなく「終盤にあり。」
な本作品であります。

序盤のほうでも
本物と偽者との... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: miyan☆ミ
大好き!
悪魔崇拝に謎の自動人形、タイタニック号遭難に不可能殺人。
並べるだけでもわくわくする内容。
トリックの元ネタはルルーの短編かな?... 続きを読む
投稿日: 2010/3/14 投稿者: 閃閃
模索した次の瞬間には,もう完成の画面に到達
カーター・ディクスン名義で書いたH・Mものの最高傑作が『ユダの窓』ならば,フェル博士ものの最高傑作は本作品『曲った蝶番』だろう。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/21 投稿者: Martha Argerich
タイタニック号沈没事故を淵源とする、オカルト色濃厚な因縁話
准男爵家の子どもが、タイタニック号沈没事故の際に、サーカスに送られる予定の... 続きを読む
投稿日: 2009/10/8 投稿者: 槇
最終章のある部分で示される「1行」に驚かされる
本書は、カーのベストを挙げると
必ず上位にランクされる作品です。

ケント州の由緒ある家柄の准男爵、... 続きを読む
投稿日: 2009/9/23 投稿者: 悶
「タイタニック号の○○」とかなら、もっと売れたかも?
本書のタイトルは、少年時代にタイタニック号の沈没に遭遇した登場人物が記憶している、ドアの蝶番がねじれていくイメージを表している。だからもしもタイトルを『タイタニッ... 続きを読む
投稿日: 2009/7/27 投稿者: トーマの休日
カーファンでも評価が微妙に分かれる作品
... 続きを読む
投稿日: 2009/7/9 投稿者: 推理の隠仁
このトリックは感心できない
カーの不可能犯罪物の代表作とされる作品。私は、ミステリに関しては高等遊戯と割り切っているので、バラバラ殺人が起こっても死者が蘇っても構わないと思っている。しかし、... 続きを読む
投稿日: 2006/10/29 投稿者: 紫陽花
ちょっと
カーが他の作家と比較して優れているのは、一つの作品の中に多重の要素を詰め込み破綻させない構成力と、ストーリーテリングの素晴らしさです。この作品も、二人の人物の真贋... 続きを読む
投稿日: 2005/11/6 投稿者: ににんが三蔵
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