「阿部くんと黒羽さん」作者のデビュー作だそうです。フツーの女子高生黒羽キリコは、偶然にもクラスメイトの眼鏡男子(学級委員)である阿部義彦くんと担任の手塚実先生の別れ話を見てしまいます。その後はよくありそうな展開ですが、この作者が書いたと思うと新鮮さを感じました。手塚先生がとても可愛らしいです。念のため申し上げておくと、手塚先生は女性です。
「となりの吸血鬼」この本の中では異色だと感じるのは、この話だけ少しBLっぽいからでしょう。若くて眼鏡な大学の先生っていいなぁ、と思いました。
「みんなきらきら」個人的に一番好きな話はこれでした。幼稚園の娘がいる父親と、娘が好きなイケメンホスト先生の話です。先生に嫉妬しまくる父親が可愛らしいし、先生も素敵です。
「さくらふぶきに咲く背中」幼稚園の時、かくれんぼをして一緒に隠れていた友達にしたキスが忘れられない。女の子2人の話です。自分が大事に抱えている記憶を、相手も覚えているかは誰しも気になるものです。
「曲がり角のボクら」学祭前日、好きな女の子にフォークダンスを申し込んだ人は多いと思います。あんな死にそうなくらいドキドキする事って他にないのでは?青春時代の不器用な恋は恥ずかしくも美しい。
「よろめきのボクら」上の続き。と言うよりも後日談です。
素敵な話ばかりですが、『片恋の日記少女』が素晴らしすぎたため、ひとつだけ星を削っておきます。