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5つ星のうち 3.0
子どもたちへ,
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レビュー対象商品: 曙のイスラマバード (文春文庫 (232‐5))
1980年に出た単行本の文庫化。エッセイストとして著名な木村治美さんが、夫の木村駿氏とともにパキスタンに滞在した記録。1979年のことである。 木村駿氏は心理学者で、政府機関への指導のため招聘されたのである。滞在は三ヶ月という短いものだったが、なかなか密度の濃い時間を過ごしたらしい。日本に残してきた子どもたちへの書簡という形式を取って、見聞したもの、考えたことが伝えられている。 子どもへ語りかける口調で書かれているため、いらいらさせられるような部分も少なくない。露骨な愛情に、読者の方が恥ずかしくなってしまう。 しかし、内容は優れている。特に木村治美さんの文章には感心させられた。パキスタンの風土や風習、人々について細かい観察がなされ、はっとするような意見が述べられる。さすがである。 木村駿氏も、堅い話を噛み砕いて説明するのが上手だ。
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