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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
犯人対警察って、読んだらいけない!?,
By nori2m (岩手県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 暴雪圏 (単行本)
北海道の吹雪はどんなものかは知らない。でも、岩手の県庁所在地盛岡市の片はずれでも「昔は雪が吹雪くと人が死んだもんだ」と死んだばぁちゃんが教えてくれた。昭和一桁の時代でもだ。そういう意味では、雪に閉じ込められる恐さが身にしみてよくわかる。冒頭の雪で遭難した小学生のくだりが胸を揺さぶった。この小説は、強盗殺人犯と元刑事の巡査部長の対決のお話ではない。爆弾低気圧が引き起こす猛吹雪に人々が翻弄され、ある人は命を落としまたある人は希望を見つけたりするそんなお話だ。風速30mを超す冬の嵐の前では人はあまりにも無力だ。ひどい嵐の中の積雪50cmにどれだけ人が絶望してきたかを、この作品を読むだけで垣間見ることができる。暴雪圏とそこに生きる人々の営みや思いを、強盗殺人・不倫・多重債務者などの仕立てで、見事に一つの小説にした筆者に賞賛の拍手を送りたい。猛吹雪の中、自分の運転する車が路肩に転落して、携帯で119番や110番に電話がつながって、助けを呼んでも誰も助けに来てくれない恐怖。じわじわと交通網が遮断されていく閉塞感。ほんとに雪国って怖いんですから!
14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
言うことなし。,
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レビュー対象商品: 暴雪圏 (単行本)
各誌、書評家等より大絶賛を浴びた「制服捜査」の続編。主人公である川久保篤巡査部長の弧奮奮闘を描いた連作小説の前作、今回は本格長編である。北海道最大瞬間風速32メートル、十勝平野の超大型爆弾低気圧に覆われたとあるペンションを舞台に、暴力団組長宅襲撃犯、不倫の清算を決意した人妻、冴えない人生の終着点で職場の金を持ち出すサラリーマンら登場人物各々の心理的背景、あまりの悪条件の中で事件解決に挑む川久保篤等、従来の警察小説の枠を超えた作品である。作者、佐々木譲のこれ以上ないであろう巧みなプロットと文書構成、まさに油が乗り切っている、旬な作家が描いた極上の一冊であろう。
5つ星のうち 2.0
ちょっと,
By ジェダイ (神奈川) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 暴雪圏 (新潮文庫) (文庫)
何人かの人物が主役として登場し、頻繁に視点が切り替わって描かれ、最終的に一つの場所へたどり着いていく展開なのですがその数が多くて、各人物の描写が薄っぺらくなっており、増やした事が逆効果になっていると感じました。 非常にわかりずらく、感情移入もできない。 暴雪のすごさは伝わったのですが。
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