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暴走老人! (文春文庫)
 
 

暴走老人! (文春文庫) [文庫]

藤原 智美
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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合計価格: ¥ 1,295

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

役所の受付で書類の不備を指摘され、突然怒鳴り始める。コンビニで立ち読みを注意されて逆ギレし、チェーンソーで脅しをかける。わずかなことで極端な怒りを爆発させる老人たちの姿から、その背後にある社会や生活意識の激変を探り、人間関係の問題を指摘して、「暴走老人」の新語を世に定着させた話題の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

藤原 智美
1955年、福岡市生まれ。フリーランスのライターとして活躍後、1990年「王を撃て」で文壇デビュー。1992年『運転士』で第107回芥川賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 239ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/12/4)
  • ISBN-10: 4167773260
  • ISBN-13: 978-4167773267
  • 発売日: 2009/12/4
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古新聞 VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
最近、普段は温厚なのに突然キレたり、店員に暴言を吐く老人が増えていることをみんな実感してたと思う。
電車の中で、銀行の窓口で、病院で。
そういうのを見たとき、「え?なんで?」「変な人がいるもんだ」「そんなこともあるの?」と理解できず自分の中にしまいこんでいた。
行き場をなくしていたその不思議な実感が、この「暴走老人」の一言を見ただけで形をとって納得できるし、他の人にも教えたくなる。
この「暴走老人」と言う言葉で、これまでのもやもやが「あっ、あれはそうだったんだ!」となる。
この本のすごいところは、そこだ。実際の本の内容は題名から受けるイメージと違うんだけれども・・
どこぞで見かけた著者インタビューでも、題名だけ見て「老人いじめの本」と勘違いして延々と抗議してくる「老人(まさに暴走している)」がいたことを話していた。

でも内容は著者は老人にとても同情的で、「こんな老人を見かけたよ、どうしてだろう、世の中が老人に合わないのかな、かわいそうだな、そりゃストレスもかかるよね、老人には大変な時代だなあ、これが原因かな、それともあれかな、」というような話が続く。
キレる若者をあつかった本に比べて、その優しさに拍子抜けすることは間違いない。
とにかく、内容じゃなく題名に星5つ。この題名を得て、ようやくこの老人問題をみんなで話し合える地盤が整った。「暴走老人てなによ?」ってところからだけど。
このレビューは参考になりましたか?
49 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ノラ
形式:単行本
50歳がらみの男性に殴る、蹴るの暴行をふるう老人二人組を偶然目撃。ネクタイにジャケット、きちんとした格好の老人たちなので、そのキレまくる姿は衝撃!「いったい日本人はどーなっちゃってるの?」「どこが、美しい国なの?」。『暴走老人!』という言葉がぴったり!
この本を読んで、いまどきの老人がなぜキレるか?わかった気がしました。そして、日常的な生活感覚での私自身(まだ老人ではない)のキュークツ感の正体もみえてきました。
せわしなく、あくせくした社会の空気、他人に不寛容な人間関係こそが怖い。私たちは「透明な(みえない)ルールに乗せられて、どこへ運ばれていくのでしょう?知っておいたほうがいいです。わかっていれば流されず、自分の人生、よりよく生きることができそう。
「暴走する新老人」批判じゃなく、「お年より」(年をとること)の生き難さへの眼差しが、この本の根底にはあります。作家のそのやさしさがとってもいい感じです。
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59 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 最近父親の携帯電話の機種変更に付き合った際、何が気に入らないのか突然父親が店員をどなりつけた。その場は事なきをえたが、父親に原因を尋ねてみると、あまりに複雑で巧妙な契約システムに加え、何を聞いても店員がニコニコしているのが癇に障った。現役時代、営業マンとして各地を飛び回っていた時の感覚からは店員の無機質な対応が信じられなかったという。家庭では温厚だった父親の豹変に、私もショックを受けてしまった。 
 
 本書で紹介されるケース―自動販売機でタバコを買うのが遅いと殴り合う。コンビニで長時間の立ち読みを注意され、チェーンソーまで持ち出して逆ギレする。邪魔な歩行者にけたたましいクラクションで威嚇する―これらが驚きなのは、私の父親と同様、分別をわきまえた年齢であるはずの老人たちの暴走行為であることだ。
 
 小説家である著者は、私と同様、日常生活でたまたま見かけたこれら「暴走する老人」たちの姿をきっかけにして、現代の激変する「時間」感覚、「空間」感覚、そして今やマニュアル化した「感情」に老人が暴走する理由を探るが、あくまでも「暴走老人」は手がかりであり、本質ではない。
 
 著者は、暴走行為は激変する環境に乗り遅れた、あるいは読み違えて「孤立」した人間の反動的行動であると指摘する。つまり、断絶的な世代間ギャップが問題なのではなく、暴走はあらゆる世代に共通する連続的な現象となりうるのである。
 
 感覚がまちまちな孤立した個人間の感覚の衝突は、さながらホッブズのいう「万人の万人に対する闘争」状態である。しかも、個人を律するはずの常識や規範さえも、日々更新され続けており、今後も加速度的に拡大していくに違いない。急激な情報化社会が逆説的に孤立を生み、闘争(=暴走)状況を作り出し、それももはや止めようがないというのであれば、私は生きていくために今後どうすればいいのか、解決法がないだけに途方にくれてしまう。
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ただの愚痴エッセイとしてみればおもしろいかな
タイトルの勝利。読んでみたら内容薄くて、やられたー、という感じ。
最近増えてる横暴な老人の例をあげ、どうしてこうなったのかなー、と著者が... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: maui
家父長制亭主関白のなれの果て
暴走老人とは家父長制亭主関白のなれのはてで、自分で何かを達成したことがなく、責任感や自主性、自立性に欠け、不都合があると他者に責任を押し付け、思いやりや苦労を知ら... 続きを読む
投稿日: 2010/5/13 投稿者: ちょっぴりド変態
暴走と言うより病巣では…
この本を参考にして、精神科医の和田秀樹氏が専門的立場から『困った老人と上手につきあう方法』というのを書いています。そちらは脳の老化=感情抑制機能の低下から来る高齢... 続きを読む
投稿日: 2010/2/25 投稿者: おらんたん
はぐらかされた感じ
『暴走老人』というタイトルが気になって買った。身近に遭遇したことはなかったけど、きっと世の中では暴走する老人が増えているんだと思った。団塊の世代が老人になったらも... 続きを読む
投稿日: 2010/1/27 投稿者: るるやま・かおる
「タイトル買い」したけど……
単行本のときから気になっていたのを文庫本が出た機会に買って読んだ。気になっていたのは『暴走老人』というタイトル。身近に遭遇したことはなかったけど、きっと世の中では... 続きを読む
投稿日: 2010/1/27 投稿者: るるやま・かおる
硬派なノンフィクション
本書の単行本が出版されたときに、
気になって読もうと思ったが、
結局読まずじまいに。
文庫版が出版されたので購入。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/25 投稿者: いせむし
あさい
2年ほど前、この本で描かれた「暴走老人」というキーワードが気になった。

そこで、文庫本を読んでみようと思った。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/11 投稿者: ぴーたんa
彼らを怯えさせるもの
人は老いたらより寛容に、穏やかになるはず…
という一般通念というか思い込みがどんどん裏切られている... 続きを読む
投稿日: 2009/6/24 投稿者: big_sis_rie
著者は周囲をよく観察している
統計資料の数値で主張を根拠付けるのではなく、あえて主観が混じった著者自身の経験に基づき... 続きを読む
投稿日: 2009/6/6 投稿者: PhoeniX
エッセイ的な文体でおもしろい
エッセイ的な文体で面白いエッセイ集という感じで、ドキュメンタリー的要素はありませんが、面白、おかしく、現代社会を見直す事が出来ます。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/12 投稿者: gon
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