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暴走する脳科学 (光文社新書)
 
 

暴走する脳科学 (光文社新書) [新書]

河野哲也
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合計価格: ¥ 2,352

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

脳研究によって、心の動きがわかるようになるのか。そもそも脳イコール心と言えるのか。脳を調べることで心の状態を読むことは可能か。人間の行動は脳によって決定され、自由などは幻想に過ぎないのか。脳研究が医療や教育、犯罪捜査、裁判などに応用されることは、どのような社会的インパクトを持ち、どのような倫理的問題が生じるだろうか。―“脳の時代”を生きる我々誰しもが持つ疑問に、気鋭の哲学者が明快に答える。現代人必読の“脳科学リテラシー”入門書。

出版社からのコメント

"脳トレ"は本当に効くのか?

"脳の時代"を生きる現代人必読の
"脳科学リテラシー"入門書!

●脳研究によって、心の動きがわかるようになるのか。
●そもそも脳イコール心と言えるのか。
●脳を調べることで心の状態を読むことは可能か。
●人間の行動は脳によって決定され、自由などは幻想に過ぎないのか。
●脳研究が医療や教育、犯罪捜査、裁判などに応用されることは、どのような社会的インパクトを持ち、どのような倫理的問題が生じるだろうか。
----"脳の時代"を生きる我々誰しもが持つ疑問に、気鋭の哲学者が明快に答える。現代人必読の書。

脳科学の知見に基づいているかのような誤解を与える「脳科学商品」や「脳トレーニング法」がすでに商品化されているが、こうした安易というだけでなく、道徳的・倫理的に問題のある「応用」は、この分野への不信感を不必要に増大させてしまうだろう。(中略)
科学者は、疑似科学や似非科学への注意の喚起を行う社会的義務があるはずである。(本文より)

【著者紹介】
河野哲也(こうのてつや)
一九六三年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(哲学)。現在、立教大学文学部教育学科教授。専攻は哲学・倫理学。著書に『エコロジカルな心の哲学』『環境に拡がる心』(ともに勁草書房)、『メルロ=ポンティの意味論』(創文社)、『<心>はからだの外にある』(NHKブックス)、『善悪は実在するか』(講談社選書メチエ)などがある。


登録情報

  • 新書: 216ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/11/14)
  • ISBN-10: 4334034802
  • ISBN-13: 978-4334034801
  • 発売日: 2008/11/14
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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59 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
タイトルが適切だろうか? 編集者の意図が強く反映されているのかもしれないが,脳科学への批判が主たる目的で書かれたとすると,議論の切れ味がいまひとつではないか.帯にも「“脳トレ”は本当に効くのか?」と書かれているが,この著作で,それほど問題としているわけではない.多少強引に脳科学への批判を表明している感じが残る.

むしろ,著者がこれまでも述べている「拡張した心」と,近年の脳科学で次第にわかってきた「脳の可塑性」との関係を述べるために,脳科学における幾つかの議論をたたき台として利用している印象である.心は内に閉じておらず,脳も内に閉じていない.それが中心となる主張であり,現代の心身一元論として大変面白い.批判は二の次であろう.
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50 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
脳科学が暴走してるなんてスタンスではないし、脳トレが効くかどうかを検討するものでもない。

脳にまつわる哲学・倫理学への格好の入門書である。
エンハンスメント(能力増強)の考え方からはじまり、サイエンス・コミュニケーションの必要性へと至る。
具体的には、心と脳は同じものか、脳研究で自己観は変わるか、脳研究の応用による倫理的問題は、などの問いを、幅広い分野の膨大な参考文献を紹介しながら、丁寧に検討していく。

最後に「一般の市民には、まだまだ科学技術リテラシーとマスメディア・リテラシーが欠如している」(pp.211-212)と言われても、そんなリテラシーを十分にもつのは、かなり高い要求なのではないかとも思う。
それをめざすのであれば帯に書かれている具体的な「”脳科学リテラシー”入門書」も書かれなければならないだろう。
このレビューは参考になりましたか?
50 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By しば
形式:新書
脳科学とは何なのか、哲学・倫理学からのアプローチで考えることができる本。

例えば、ある感情の時に脳がどのように機能しているのかをfMRIやPETなどの画像検査で調べることで、
脳の機能局在を調べていくのも脳科学の仕事の一部である。
しかし、その感情自体が言葉の意味と同じように社会的にコード化されており、
それを脳にラべリングする脳科学者も無意識に社会のコードに従っている。
ゆえに、脳科学というのは社会というバイアスがかかっていて、完全には客観的な研究ではないということが、
改めて本書を読んで思い知らされた。

また、P26の一節、
「脳科学者が、自分の専門性を超えて政治や教育や健康などの分野で無責任な放言を繰り返し、
それがあたかも脳科学的な裏付けがあるかのように受け止められている社会現象も見過ごせない。
科学者は、疑似科学や似非科学への注意を喚起を行う社会的義務があるはずである。」
には非常に共感できた。
“ゲーム脳騒動”のように、似非脳科学者が宗教や占いなどに対し“脳科学からの御墨付き”なんてもの与えないか今後心配である。
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サブタイトル通りの内容の好著です。
タイトル:暴走する脳科学
サブタイトル:哲学・倫理学からの批判的検討
帯:“脳トレ”は本当に効くのか?... 続きを読む
投稿日: 2009/2/1 投稿者: 食いしん坊
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