チェルノブイリ原発から4km離れたプリピャチ市は、
毎時3〜4マイクロシーベルトの放射線のため居住が禁止され、
原発事故から25年経った今でも廃墟のまま、立入禁止区域となっていることを
この本を読んで初めて知りました。
一方福島の学校では、毎時3.8マイクロシーベルト以上となった場合、
校庭での活動が制限されるだけです。
福島の子供達は、プリピャチ市以上の放射能の中で生活しています。
それでも政府は、健康には影響がないと繰り返し報道し続けます。
3/13に著者が双葉町で放射能を計測したところ、
1,000マイクロシーベルトまで測れる検知器の針が振り切れました。
枝野官房長官の記者発表は、
『ベントにより想定される範囲内で、管理された形で、
微量の放射性物質を含む気体が放出をされているという状況でございますが、
人体に影響を与える放射線が放出をされているものではございませんので、
ご安心をいただければというふうに思います。』
3μSvで25年以上立入禁止にする国と、片や1,000μSv以上でも安全だと公表する国。
3/15の飯舘村では、著者の100マイクロシーベルトの検知器の針が振り切れたそうですが、
IAEAが3/30に住民の避難を訴えたにもかかわらず
計画的避難区域に指定されたのは4/22、実際に避難が開始されたのは5/15でした。
この間、どれだけ被曝したのでしょうか・・・
そして、まだ放射性物質が撒き散らされ続けているというのに
政府は、もう避難者の帰宅について検討を始めています。
旧ソ連では、地表を削り、水道工事や道路の舗装工事など、
様々な方策を実施しても放射能を除去できなかったため、
チェルノブイリ原発事故から10年経った1996年に、ポレスコエ市の住民を移住させたとのこと。
旧ソ連政府は、10年後に、帰宅させるのではなく、避難させたのです。
このように旧ソ連政府は現在の日本以上の対策を実施しましたが、
結局、子供の甲状腺がんの発症は、
ホイニキ地区でヨーロッパ平均の2,650倍になったそうです。
奇形動植物が目に付くようになり、奇形児の出産も増加しました。
福島の5年後は一体どうなってしまうのでしょう・・・
旧ソ連以上に、国家によって人権が侵害され、人命が軽視されている日本。
全体主義国家の旧ソ連にできたことが、なぜ、日本にはできないのでしょう?
日本は本当に民主主義国家なのでしょうか?
原発による電気の供給は、国民の命よりも優先されるべきものなのでしょうか?
『プルトニウムは飲んでも大丈夫』だと言い放ち、
TVで放射能の安全を強調している御用学者の皆さん、
学問とは、権力におもねるものではなく
真理・真実を探究するものなのではないでしょうか?
それとも、電力会社からの巨額の研究費は、真実に勝るのでしょうか?
子供たちの命を犠牲にしても、研究費が欲しいのですか?
犠牲になるのが自分の子供でも、研究費を選びますか?
3.11以降、福島第一原発事故を過小評価しようとする政府の大本営発表を垂れ流して
国民の関心を原発事故から逸らし、
今度は電力不足の不安を煽っているマスコミの皆さん、
国民に真実を伝えずに、大口スポンサーを擁護するのが
マスコミの使命なのでしょうか?
太平洋戦争から70年、主が軍部から財界に変わっただけで
依然として世論操作の走狗となって、国民を欺くのですか?
原発を推進している皆さん、
福島の全く罪の無い人たちが被曝しているのに、まだ、原発利権を貪るつもりなのでしょうか?
あなた達の愛する家族が被曝すれば、考えを改めていただけるのでしょうか?
あなた達から見れば、私達国民は虫けらのような存在なのかもしれませんが、虫けらにも五分の魂があります。
心ある政治家の皆さん、電力会社や原発推進勢力の圧力に屈しないでください。
どうか私利私欲に走らずに、国民一人一人のことを考えて、行動してください。
国のため、国民のため、そして子供たちのために。
今の日本には、維新の志士のごとき、まっこと国を想う政治家の登場が望まれます。
そして私達国民には、容易き事と正しき事の選択が迫られています。
私達には、原発推進勢力のような財力も権力もありませんが、
闘う政治家を選ぶことはできます。
子供たちのために、日本の未来のために、国民の目線で、国民と共に、
私達国民を虫けらのように踏み潰そうとする原発推進勢力と、闘ってくれる政治家を選ぶことはできます。
私達は、このまま、ただ黙って踏み潰される訳にはいきません。
子供たちの命を守るためにも。
子供たちを見殺しにはしません。