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暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々
 
 

暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々 [単行本]

武田 邦彦 , 池田 清彦 , 渡辺 正 , 薬師院 仁志 , 山形 浩生 , 伊藤 公紀 , 岩瀬 正則
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々 + 科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている  (宝島社新書)
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商品の説明

内容紹介

地球温暖化、遺伝子組換食品、添加物等々が環境や健康を破壊しているというのは本当か。各界の専門家が「最大のタブー」に挑戦。

内容(「BOOK」データベースより)

「地球は危ない」は本当か?頭を冷やして「環境危機」の真贋を見極めよ。アル・ゴアやIPCCの「不都合な真実」を突く。環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド付き。

登録情報

  • 単行本: 278ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/12/12)
  • ISBN-10: 4163698906
  • ISBN-13: 978-4163698908
  • 発売日: 2007/12/12
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
形式:単行本
数人の筆者による執筆、対談編集本
肩書き(権威)から絡みとると東大京大早大などの教授が名を連ねている。
個々の方の主義主張は「なるほどな」と思わせる部分もあり、国を憂う気持ちも分からないではない。何冊かのこの手の本を読んで感じるのは、地球温暖化の根本的な原因がクリアーカットに示されていな現状(科学万能ではないので当たり前の話であるが)をある人は過激にCO2は悪の根源だと言い、またある人は、CO2などまったく関係ないと言い切る。
結局小市民的には「どっちなの?」となる。
科学論文の結論から導かれるディスカッションや示唆は時に未来を予測し、また未来において否定される。特に地球温暖化という未来予測は現在の科学技術でどこまで言い切れるのかが専門家の中でも意見が分かれているのであろう。また地球温暖化という問題は既に科学という文脈から政治経済の文脈にある種移行してしまった感もある。
小市民としては、悲観的データ解釈と楽観的データ解釈、さらには政治外交問題まで読み込まないといけないのだろうか。
また本書末尾に参考文献としてかなりの書籍をコメント付きで載せているが、編集者と出版社の何らかの意図的な構成が気にかかるのは自分だけだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
地球温暖化論についてはほぼ満足ですが、伊藤氏による「不都合な真実」の"不都合な真実"に論文の出典がなかったことが唯一の不満点です。外国人の固有名はありますが、日本人にはそのカタカナの名前から出典を辿るのは難しいことです。ただ次のサイトには査読論文も多数掲載されており、およその出典の不足を補えます(http://feliscatus.web.fc2.com/)。

この本を読んで感じたのは、岩瀬氏が警告するいわゆる中国の「資源ブラックホール」の深刻さです。すでに中国の資源ブラックホール化が日本の製鉄業の深刻な資源不足をまねいており、その影響が製造業全体にまで波及する勢いとなっています。中国の製鉄業はエネルギー効率が非常に低く、限りある資源である石炭の膨大な消費と環境破壊の犠牲により成り立っており、むしろ排出権取引やCDMなどによって加速されているのが現状です。その暴走を止めることはもはや誰にもできないのかもしれません。

いまや鉄鉱石だけでなく、レアメタルや食料を含むあらゆる資源が中国に飲み込まれています。中国はダルフール紛争に武器を支援する見返りに石油の輸入を確保するなど、エネルギー確保のためになりふりかまいません(これはスピルバーグが北京五輪の芸術顧問を辞退した原因にもなっています)。最近ではチャイナ・リスクやチャイナ・フリーといった言葉も飛び交っていますが、食料に関しては、日本は米の自由化を行いましたが、一方のアメリカやフランスなどは膨大な補助金をつぎ込み、戦略物質として大量の穀物をアジアやアフリカに輸出しています。金属の窃盗事件なども報道されるようになり、金属や食料などの資源のほとんどを輸入に頼らざるを得ない日本の脆弱性が露呈されてきているのが現状です。

石油や天然ガスなどのエネルギーにしても、サハリン2の一時中断などによってロシアなどの資源大国による外交カードとなっています。これは資源大国による新たな「ブロック経済圏」の始まりかもしれません。第二次大戦中の日本やドイツは石炭の液化による人造石油の開発も行っており、エネルギー確保のための緊迫した状況に当時との幾ばくかの共通点を感じずにはいられません。温暖化を心配するよりも、日本は深刻な資源不足の問題や中国の環境破壊の影響にもっと目を向けるべきだと思いました。この本は日本の行く末を憂慮する慧眼の書となるでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
80 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 日本での環境問題のあり方を問う良書。著者らは、別の専門分野を持ちながら環境に関心を持った人達だが、それ故に「シンドローム」にかからずに冷静に分析できるのだろう。日本の行政や企業が、当事者の善意は兎も角、国益をしっかり踏まえた国家戦略、国際環境条約に秘められた他国の意図への洞察、科学的な考察を欠いたまま、余りにも性急に動いてしまう現状の危なさが説かれている。

 例えばアル・ゴア氏の「不都合な真実」に書かれている主張、京都議定書の各国の意図や戦略に関する武田氏の記述は、同氏の意見ではなく単なる事実の整理に過ぎないが、同氏よりもはるかに「当事者」であるはずの政治家、官公庁、マスコミ、そしてこれらをかついで来た人々が、本当に何も知らなかったのだろうかと思うと、暗澹とした気持ちにさせられる。薬師院氏や渡辺氏の指摘する「全球温度の測定精度」の話も、素朴に考えれば当たり前の疑問だ。

 確かに汚かった40年前の公害時代とは違い、地球規模で、感覚には希薄で、複雑系でトレードオフがあり、しかも時間スケールも長い環境問題を扱おうとするとき、環境分野自体がたかだか40年の若い学問であることに加え、人類はまだそれを十分に扱えるだけの手腕を持っていないようにも思える。

 環境問題の殆どは、詰まるところ、省エネ・省資源と、適度に(極端は必ず、何かを犠牲にする)毒物を管理することに尽きるのではないか。それと同時に、右肩上がりを絶対善とする現在の仕組みに変わる、“足るを知る”新しい経済の仕組みを発明することが必要だろう。自虐的にならず、日本がトップランナーの省エネ・省資源の技術を、そしてこれだけの工業生産力を持ちながらも十分にきれいになった日本の空気や水を、もっと誇りにして良いだろう。日本が真の意味で、世界の環境のイニシアティブを取れる可能性をこの本は示唆している。
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