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昭和23年、闇屋の保(松方弘樹)は暴力団組員を殺して島根刑務所へ入所し、やくざの川村(北大路欣也)らと知り合いになるが、その後まもなくして白昼堂々脱獄に成功。しかし川でおぼれる少年を救ったことで身元が割れ、再び島根刑務所へ入れられてしまう。やがて豚の飼育を生きがいにしていた囚人仲間の皆川(田中邦衛)が、それを禁じられたショックで自殺したため、所長は反抗とみなし、全囚人に食事抜きの罰を与えるが…。
『脱獄広島殺人囚』(74)に続く、東映「刑務所」シリーズの第2弾で、監督も前作に続き中島貞夫が担当。ここでは刹那的なまでに突発的な行動を続ける主人公の姿がユーモラスに描かれ、その中から何者にも屈しない不服従精神が発露されていく。また囚人たちの暴動シーンも、群像劇というよりも個々の生き様が集積された結果として映えているのがいい。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
松方弘樹と北大路欣也の2大スター共演で贈る、社会から隔絶された囚人たちの苦悩と反逆を鋭く捉えた社会派アクション。舞台は昭和23年の島根刑務所。暴力団幹部殺害の罪で9年の懲役を科せられている沢本は、同房の川村といつしか心を通わせるが…。