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暴力 (思考のフロンティア)
 
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暴力 (思考のフロンティア) [単行本]

上野 成利
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

暴力の世紀としての20世紀の経験は、私たちに何をもたらしたのか。その歴史に浮かび上がるのは、近代そのものに内在する暴力の姿である。私たちの文明に潜在する暴力は、グローバル化が進行するなかで、近代世界システムを変容させながら世界を席捲している。理性に刻み込まれた、近代の逆説としての暴力を根源的に問いなおす。

内容(「MARC」データベースより)

暴力の世紀としての20世紀の経験は、私たちに何をもたらしたのか。文明に潜在する暴力は、近代世界システムを変容させながら世界を席捲している。理性に刻み込まれた、近代の逆説としての暴力を根源的に問いなおす。

登録情報

  • 単行本: 139ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/3/23)
  • ISBN-10: 4000270095
  • ISBN-13: 978-4000270090
  • 発売日: 2006/3/23
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By coper
形式:単行本
著者は、「日本国語大辞典」を引き合いに出し、「暴力」とは、「'@乱暴な力。無法な力。不当な腕力。'A不法または不当な仕方で物理的な強制力を行使すること。また、その力」と定義している。

第一の語義での暴力では、力の方向がはっきりしておらず、そこでは統御不可能な力として暴力が捉えられている。

一方、第二の語義では、力の行使される客体が暗示されており、力の方向が限定されている。

「暴力」といっても、我々は以上の二つの意味でこの言葉を用いているのだ。一方の意味での「暴力」は、「主体の意のままにならない力」でありながら、もう片方は「主体の意のままに支配する力」である。以上のような一見すると、二律背反する暴力の概念を根底で支えているものは何なのか。

筆者は、この問題に、第一義の「暴力」をヴァイオレンスとして捉え、第二義の「暴力」と第一義の「暴力」を包括するものとしてドイツ語の「ゲヴァルト」として捉えることによって、取り組もうとしている。またそれと同時に、現代が抱える「暴力」に関連する問題にも考察を加えている。

「暴力」という概念を考えてみる上で、示唆に富んだ考察を提供してくれる。
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