センスもいいと思うし、まちがったことも何も書いていないのになんで
こうしっくりこないんだろう・・・と考えてみてわかりました。
旅の目的がわからないのです。
同じようなテーマの本でも、森井ユカさんの「雑貨コレクターの旅スタイル」を
読んだときはもっともっと「なるほど」「目からウロコ」と感じました。
それは、ほとんどが「雑貨を取材するため」という目的に沿ったパッキングや
計画の立て方、時間の使い方、ここにはこだわりたい!という本人の強い個性、それが
感じられました。そして読み物としてなりたっていたのだと思います。
でもこの本の著者の柳沢小実さんの旅は「センスの良い女性の普通の旅」でしかありません。
素敵な景色とおいしい食べ物を食べて、ちょこっと自慢話もしてみたい、そんなくらいの
視点。「ここだけは絶対はずせない」というこだわりが感じられないから、いまいちぴんと
こないのだと思います。
モンブラン登頂経験もあるくらいの登山歴があるとのことなので、是非私はその旅本が読みたい
なと思いました。海外の山を女性が登るためにはどんな道具?手続き?ルート?とても知りたいです。
でも、ただただ普通の旅の支度って言われてもなぁ。
リトルプレスの作り方などの本で柳沢さんの本のセンスがいいと思っていたので
このシリーズ(キッチン・ワードロープ・トラベルなど)が残念でなりません。