題名に惹かれて読み始めました。
アウトドアの雑誌で、旧暦と自然生活を扱うものを読んでいましたので、日々の生活や自然現象と旧暦との関わりを期待して読んだのですが、その内容は少ないです。アウトドアに関する内容でもありません。
期待したものとは違っていましたが、初めて知ることがたくさんありました。恥ずかしい話ですが「上弦、下弦の月の名前の由来」「閏月のできかた」「旧暦は太陽太陰暦である」など、知っていたつもりで知らないことも多かったです。きちんと旧暦とそれに関わる事柄について知ることができます。
著者の鈴木さんは暦に関するたくさんの知識をお持ちですが、月や惑星の軌道の計算といった方面から入っていかれたようです。そして、それが旧暦をつくるのには必要なのだということもわかりました。
本書の構成を簡単にあらわすと「旧暦の話」「月の話」「季節感あふれる日記」「雑学コラム」というものです。構成上の都合なのか、同じ話が何度か出て来たり、後で詳しく述べられる言葉が先に出て来て分からないことがあったり、文末の表現が意識的に変えてあったりと、何冊かに分けて出版したらよかったのかなと思いました。たくさんの内容を一冊に濃縮してしまって、ちょっともったいなく思います。
その分、どこから読んでも楽しめるでしょう。