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暗黒世界のオデッセイ (新潮文庫)
 
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暗黒世界のオデッセイ (新潮文庫) (文庫)

筒井 康隆 (著)
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5つ星のうち 3.0 筒井でも天皇妄想の話は自粛, 2003/6/6
By グブリー川平 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
昭和49年刊行「暗黒世界のオデッセイ」からの抜粋にその他を加え編集したもの。文庫本発行は昭和57年。大まかな目次は「二〇〇一年暗黒世界のオデッセイ」「レオナルド・ダ・ヴィンチの半狂乱の生涯」「星新一論」「筒井康隆全漫画」「乱調人間大研究」。「二〇〇一年暗黒世界のオデッセイ」は2001年を予測して書いたエッセイ。正月の新聞にも未来予測的コメントなどが載るのだが、こういったのは頼まれると仕方がない仕事なのだろう。この本のおもしろい点は筒井による自己分析的言辞。「鬱病にとりつかれて書けなくなった」p70、春日丘高校時代女生徒からいじめられたことで「現在のぼくの女性増悪、女性蔑視の傾向はその反動であろう」p300と書いている。「乱調人間大研究」には癲癇についても詳しく書いてある。断筆前の筒井の意識を知る上で興味深く読む。漫画は絵が独特、構成などその他の技術はほどほど。解説は高平哲郎。
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