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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いま、ロシアで起こっていること,
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レビュー対象商品: 暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う (単行本)
この本を読んだのは、福田さんの前作『でっちあげ』に感銘を受けたからでした。 テーマ的にちょっと難しいかな、とも思ったのですが、 前作同様、流れるようなストーリーテリングで、読みやすかったです。 テーマは、ロシアでのジャーナリスト連続殺人事件の深層。 チェチェン紛争を粘り強く報じていたポリトコフスカヤさんなど、1人1人の死 は報じられてきましたが、 この本を読むまで、背景はよくわかりませんでした。 ロシアで政権批判をするのは命懸けの仕事なのですね……。 本に登場する人たちはとても魅力的で、 とくに若い女性が危険を顧みずに報道する姿には感動すら覚えました。 ロシアも女性の時代、ということなのでしょうか。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
必読の本,
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レビュー対象商品: 暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う (単行本)
言うまでもなく「報道の自由」は民主主義の根幹です。本書は、ロシアが民主主義の国では全然なく、「報道の自由」が全く保障されていないことを記述しています。 たとえば、 (a) メディア(特に民衆に大きな影響を与えるテレビ局)は強権を発して国営にして完全に政府の監視下に置いてしまう (b) 記者が政府にとって都合の悪い真実を報道しようとしても番組や記事にしてもらえない、または全く趣旨の違う政府礼賛の記事に換骨奪胎されてしまう (c) 政府ににらまれた記者はメディアにいられなくなる、場合によっては暗殺されてしまう というような、民主主義で平和な日本では信じられないようなことが起こっているとのことです。 私は、暗殺された「ノーバヤガゼータ(「新しい新聞」という意味の新聞社)」の記者や弁護士に深い哀悼の気持ちを持ち、危険の中、それでも報道を続ける記者たちの姿に感銘しました。暗殺された記者の中には複数の女性記者がいることも強く印象に残りました。 中でも、100ページ近くを費やして記述されている「ベスラン学校占拠事件」では、政府の息のかかったメディアが真実を伝えようとしない中で孤軍奮闘するエレーナ・ミラシナ記者(女性)の姿は、国家権力とメディアの関係をよくあらわしており、「報道の自由」の重要性を強く再認識させられます。 ひるがえって、日本では、報道の自由が確保されているにもかかわらず、権力の批判はあまり行わず(むしろ権力にすり寄っている感すらあります)、そのくせ権力者が失脚したとたん洪水のように各社が揃ってみんなで「こきおろす」というような傾向があるように思います。日本のメディアの方々に、本書をぜひ読んでいただきたいと思います。 この本は、ロシアというあまり国情が知られていない外国のことを記述していますが、私たちに「民主主義とは何か」、「報道が、いかに重要か」を気付かせてくれる非常に貴重な本です。 著者の福田ますみさんのしっかりとした構成力や筆力のおかげで読みやすい本でもあります。 ぜひ読むべき貴重な本と思います。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
暴力が支配する国ロシア,
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レビュー対象商品: 暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う (単行本)
ロシアは謎の国である。その論理がどこにあるのか少しもわからない不気味さを持っている。その不気味さのひとつが本書に記されている、「暴力が支配する国」という側面である。 メディアも例外ではない。反政権とみなされるメディアは徹底的に暴力にさらされる現実を 本書は克明に描いている。法治国家の仮面をかぶった暴力支配国家ロシアのことをあまりに 私たちは知らない。本書はそのロシアを克明に解剖してみせる。
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